DOCSTYLE BLOG

Fix Yourself Up

2009-01-10 22:53

さて。前回のTWの続きですが。できましたよ。
……ビキニカウルが。

いや、サイドカバーどうなったん?
…サイドカバーは今日からやっとノーマル形状複製のための型どりを始めました。TWオーナーの「急がなくていいっすから」の言葉に甘えて…。
しかし、始めたらおれは早い、安心して下さい。いちばんつまんない「ノーマル形状型どり」の作業もヤマを越えたし。

んで、ビキニカウルですが。
先日TWオーナーが来てくれたとき、ウチのエイプのビキニカウルが気になったようです。

TWは、すでに社外品のシート&テールカウルやアンダーカウルが装着されているのですが、なるほど、いまさらスカチューンでもないだろうし、ライト周りにもなにか装着したい気持ちは解ります。
エイプのカウルはTWにライト径は合うものの、しかしエイプの車体に合わせて作ったエイプ専用の形状だからなぁ。
なんかスゴい形のテールカウルが着いてるし、ちょっと違うかなぁ…と、思い出したのが写真のカウルなのです。

コレは、おれが店のエストレヤに着けようと趣味で作ったカウルなのですが、型まで作ってあったので量産可能。
このカウルなら、すでに着けてるけっこうクセのあるテールにも負けないんじゃね?
と、オーナーに勧めてみたところ気に入っていただけたようです。デザイン的には「スクリーンを使わずにカウル作ってみよう」という習作でもあったのですが、上手い具合にメータを逃げてTWに装着できそう。

このTWオーナーは自分でいろいろ加工するのもお好きなようで、カウルは「未塗装でよい、装着も自分でやってみる」とのこと。
じゃ、コレ15,000円でいーや。

自分でいろいろやってみたい、というお客様もウェルカムです。手間かかんなくてラクでいいです (笑)。


予想外に反響の大きかったこのカウルなのですが。< 問い合わせ1件 (笑)

「××には着きますか」というご質問の場合、車両が何であっても「着きません、ごめんなさい」です。
エストレヤに装着しよう、と作ったカウルではあるのですが、ステーもワンオフして装着するつもりなのです。
なので、どんなバイクにもポン付けは無理です。

サフ状態の原型の方が形状はわかりやすいか、写真は原型です。
ライトの穴の直径は134mm。「着きそう」という車両であれば持ち込んでいただき、ステー製作し装着してみます。
参考まで、ハンドルマウントでカウル本体込み3〜4万円かなぁ。塗装は別途、単色で1〜2万円くらいか。
現在、世界中で2コしかないカウルをゲットするチャーンス。

Bring It Back Again

2009-01-06 01:45

もう正月気分も終わりでしょうか。
店のスグ横には踏切があって踏切待ちのクルマが並んでるのが見えるのですが、日曜までとは明らかに違い「働いてんなぁ」というクルマばかりです。

ウチが休んだのは結局1月1日だけ。1日って木曜じゃん、通常の定休日と変わんねーし。
正月気分が味わえるテレビ番組もほとんど観なかったし、ほんとに正月だったんだろうか。

年末に格闘技イベントをテレビでやってたな、それも観てて途中で寝てしまった…。
ところで、おれが格闘技イベントに出るときの入場テーマ曲はSTRAY CATSの「Let’s Go Faster」に決めています。いや、格闘技経験なんて無いんだけど。


「TWのサイドカバーを作ってほしい」という依頼なのですが。
すでにテールカウル&シートが換えてある車体で、ノーマルのサイドカバーが使えなくなったためワンオフしたいとのこと。

いろいろ形状も考えたけど、とりあえずはノーマルを型どりしFRPで複製、干渉部分をカットするなりして形を整え、あっさり仕上げた方がいいかなぁ。

TWオーナーにノーマルサイドカバーを借りたのだけど、20thアニバーサリーモデルで塗り分け塗装してある綺麗なヤツ。これは汚してしまうのはもったいない…。
ノーマルに使用されているPP素材はFRPがくっつかないから簡単に型どりできるんだけど、塗装面だと傷んでしまう可能性が大きいのです。どうしようか、未塗装の黒いノーマルサイドカバーがいいんだけどなぁ。


なもんで、知り合いんとこから借りてきました。
お客様の中にも「TWなら自分も持ってる、土手で遊んだりして汚れてるヤツでよければ」と言ってくれる人がいて持って来てくれたり。
なんか、今、ウチにやたらTWサイドカバーがありますよ…。

「なんで今さらTWやってんの?」などとも言われたりしますが、けっこう周りに、まだまだ乗ってる人もいるんですよね。基本的に良くできたバイクだしな。

STRAY CATSは、おれが中学のトキにラジオで「Stray Cat Strut」を聴いたのが初めてでした。
彼らはロカビリーを完全に復活させました。
TWカスタムも、またクルかもしんねーぞ。前回のブームみたいなパーツを外す方向じゃなく、きちんと作るカスタムが流行れば面白いなぁ。

GET HAPPY

2009-01-01 01:16

仕事中はツナギ着てますが、普段の格好はというとWジャンにジーンズ、2連のピラミッド鋲ベルトでエンジニアブーツ。40過ぎた大人としては怪しいですかね、この歳までネクタイの結び方を知らずにいます。

店の中には、別の意味で怪しい一角があって。バイクやギターのミニチュアとか、仮面ライダーなんかも並んでいて。

初めてコレ見るお客さんは、ドン引きするか食いついてくるかのどちらかです。
ま、今どきバイクに熱中してる世代なんてのは、おれと同年代くらい。となると、「仮面ライダーに影響受けてバイク好きになった」という人はわりと多く、おおむね好評だったりするんですが。

最近じゃ仮面ライダーフィギュアを持って来てくれるお客さんなんかもいて、どんどん増えて困っています (ホントは嬉しい)。

「好きな事に囲まれて生きていきたい」と始めた店なので、今後も怪しげなものが増えていきそうです。
いろんな人と出会えるのも楽しいです、今年も素敵な人たちに出会えますように。


バイクとロックンロールと犬猫で、幸せ。

Sittin’ On It All The Time

2008-12-29 01:07

XR1200シート

前々回に報告した楽しい事「XR1200のタンデムシートベース」はどうなったかというと。
実は、とっくにできちゃってるんですよ。12月20日に最初の製品が脱型してます。
12月1日から造形を始めたので、コレは早い。しかし2週間くらいでイケる、と思ってたんだけど3週間か。まあ今回は車体を預からなかったので、常に車体とのクリアランス確認ができなかった事を考えればこんなもんか。

しかしXRのオーナーは、必要になれば車体を持って来てくれたり、テールカウルも外して持って来てくれたり、家が近い事もあってスグに対応してくれたので非常にスムーズに進行できました。感謝です。
左奥から手前に、原型、生産用の型、製品です。

XR1200テール
造形材料としてパテやFRPを使う場合、収縮や変形は最も気をつけなければならないところ。硬化時間を長くとった方が収縮変形は少なくなるようです。
作業が早くても、完成したものが車体に取り付けできなかったら意味が無い。ボルトオンパーツを作る場合はシビアです。じっくり作業するのも重要な事なのだけど。

生き急いでいるおれなので「年内にカタつけたるわ」と、大人のテクニックとキャリアでなんとかしてみました。
変形するなら取り付けや最終的な仕上がりに影響の無い部分を変形させる方向で、それを見越した形状を作る作戦。もちろんFRPの積層作業は適正な樹脂量で均一な厚み、という地味な基本もおさえてます。
ドキドキの最終確認、車体に装着したら。

ほら。テールカウルとシートベース間のクリアランスが、シート表皮を貼る隙間を残し絶妙。
あとはシート屋さんに持ち込み、スポンジ盛って表皮張るだけっすよ。

しかし、アテにしていたシート屋さんからは「今忙しくて、年が明けてもいつできるかわからない」などと言われ、XRオーナーと困惑…。で、連日XRオーナーと作戦会議 (も含めた世間話)。

ドクスタイル之印
そんな中、XRオーナーが「お店のハンコってあるんですか?」と。
ああ、もちろんありますよ、ほら。

このXRオーナーも経営者であるので「傷んだハンコを作り直そうと思ってる」という、そんな話だったのだけど。
ウチのハンコを見て「意外ですね、アルファベットじゃなくてカタカナなんだ」
うん、やはりこういうのはきちんと読めるかが大切だし。

話の中で、ふと思ったのです。
カッコ良さにはこだわるべきだけど、用途によってはもっと優先するべきものがあるのではないかと。
今回のシートの場合、あくまでもタンデムする奥様のために座り心地が優先。
「見た目のカッコ良さが重要」なんてのは、ウチみたいな外装カスタム屋のワガママでしかないですよね。

見た目をカッコ良く張れるシート屋さんて少ないよな、と、ずっと思ってましたが。
きっとシート屋さんは座り心地を最優先で作ってるんだろう。乗り手もそれを重視してるんだろう。当然だよな、シートって座ってナンボだし。

それでも、仕上げ処理が雑なシート屋さんを多く見て来たこともあって、シート屋さんというものを信用してなかった部分もありました。

XR1200タンデムシート
まあ、このままシートベースを放置しておくのもアレだし、XRオーナーと協議の結果、あるシート屋さんに依頼する事に決定。そこのシートは写真で見る限り、なんかポッテリしててヌルい感じだったので、どうなのかなぁと思ってました。
しかし偶然先週、知人のショップに行ったときに「そこで張ってもらった」というシートを見たのだけど、現物は悪くありませんでした。仕上げも丁寧でした。

早速そのシート屋さんに問い合わせてみました、そしてオッケーとの返事。
あとはシート屋さんにお任せ、というのも無責任なので、年が明けたらXRオーナーと2人でシート屋さんへ打ち合わせに行ってきます。

ノーマルのタンデムシートが「とりあえず」な感じの中途半端なものですよね。アリかナシかハッキリしろよ、みたいな。
ウチのタンデムシートは、良い意味で存在感「アリ」なものになると思います。
XRオーナーの協力で、現在「ナシ」な製品も製作を進めているのですが、それはまた今度。

Small Axe

2008-12-28 18:07

YSR50懐かしバイク。というか今回は完全にプライベートな思い出バイクなのですけど。

もう20年以上前の話になります。
高校を出ると同時に家も出て、生まれ育った富山から隣の石川県金沢へと旅立ったおれなのですが。
最初は住む所も無かったので先輩のアパートに転がり込んで、その後友人のアパートで世話になり。
毎日フラフラ暮らしていたところをバーのマスターに拾ってもらい、ようやく一人暮らしできるアパートを借りられたのです。

などという話をすると、ちょっと青春ストーリーな感じですが、現実は「バーで働き始め、最初の給料でようやく洗濯機 (2槽式) を買って嬉しかった」くらいの、生活感あふれるものだったりします。

洗濯機を買ったら次はバイクだろう、と初めて自分で所有したバイクがこのYSR50でした。
当時金沢の街にはパンクな若者がウロウロしていました。おれも昼からフラフラしている生活だったので彼らとはスグ友達になって、その中の一人からYSRを譲ってもらったのでした。しかし名義変更せずに、ずっとおれが乗ってたので後にブーブー言われましたが。
パンクスが細かい事言ってんじゃねーよ。

クルマやバイクが無いと不便な金沢で、YSRは大活躍してくれました。
やはり富山から出てきて金沢でフラフラしていたヤツ、彼はMTX50に乗っていたのだけど、そいつと2台で海まで行って泳ぎ上半身ハダカで帰って来たり、野外のコンサートにも2台で行ったり。
小さいバイクだったけどいちおう2st、元気に走ってくれました。

2年後、MTXのそいつと一緒に富山に戻り、彼はクルマを買って今も富山にいるようです。
おれはエリミネーター400を買って今度は東京へ。今なぜか埼玉にいます。

Side Kick

2008-11-27 11:42

SUZUKI GS650G前回のカタナつながりというわけでもありませんが懐かしバイク。
GS650Gもカタナっちゃカタナですが、ここは「GS650G」と「GSX1100S=カタナ」で区別します。

GS650G。特にサイドカバーがカタナの乱暴なものに比べ、丁寧な印象の造形です。フレームを意識して合わせたラインなんですね。
対してカタナのサイドカバーは、フロントカウルからの外装の流れの勢いでまとめてる、サイドカバー下からのぞくフレームのラインは無視して。しかし、それはそれで青竹の試し斬りってあるじゃん、日本刀の。フレームのラインをシャープなスタイリングでバッサリ、って感じもあったりしますが考え過ぎですか。カタナのサイドカバーは後端も切りっぱなしで、斬新ではあるけれどデザイン的には雑っちゃ雑ですよね。

写真は、意外と「こんなのもあったのか」と思われるかもしれない、フロントカウルを装着された最終型GS650Gです。
丁寧とはいえサイドカバー下部が重い印象なので車体全体が重い感じに見えるんだけど、シートやテールカウルの造形はカッコイイし凝ったものだったりしますよ。

GS650G&GSX1100S
デザイン画では、カタナはシートタンデム部分の座面が一段下げられて描かれていましたが (量産車で修正された)、GS650Gはデザイン画の段階で量産車同様にシートストッパー部がきちんと描かれておりスポーツバイクらしさが誠実にデザインされていました。「Car Styling 73」のターゲット・デザイン特集で、それぞれのデザイン画とモックアップモデルを見る事ができます。

GS650Gは大容量のタンクとシャフトドライブというツアラー色で「地味なカタナ」の印象が強かったけど、シートに合わせアクセントとして各部に赤を配色したセンスは粋です。
フロントカウルもカタナに比べると立った形状で地味ですが、BMW R65LSを連想させます。ライト上側のカウル形状を凸にし、ナックル部分を一段下げるのはムート的な造形処理です。うまく車体に合わせてますね。
最終型で良質なスポーツツアラーとして完成された感じもあるのですが、結局不人気車に終わりました。生産期間は’81年から’83年の3年間、2年目でも燃料計追加等の良心的なマイナーチェンジが行われ、スタイリングもそうだけどドイツ車的な印象のバイクでした。
DOHC2バルブ、STDCCエンジンで65ps/9,500rpm。558,000円。

I’m A Lazy Sod

2008-11-23 01:24

カタナカウルえーと。
めんどくさくて、しばらく更新サボってました (正直者)。

当たり障りの無い話をマメに更新するのも手なのかもしれませんが、覚え書きならスティッキーズにでも書いとけよ、って気がして。あ、Macなんて使ってないですか、すみません。

でも意外とこのブログ、評判は悪く無いようで。
ショップとしてのブログなのだから、自分の考えてる事や常々思ってる事を伝えたい。
大切なバイクを預かったりするのだから、おれがどんなヤツなのか少しでもわかってもらった方が良いに違いない、と頑張ってます。
そんなわけで毎回長文だったりしますが、初めて来店のお客さんでも事前にマメに読んでくれてる方もいて、いきなり話題にしてくれたりするのは嬉しいですよ。
けど、めんどくさくなったりもするし、そうそう書くネタも無いっすよ…。
ま、「最近作ってるものとか、そんな話でもいいんじゃね?」なんてアドバイスももらったので、それでいこう。

カタナのカウルです。
カタナ、今でも根強い人気があります。排気量問わずカタナを持っている、カタナ好きな人から預かったカウルなのですが。
しかしカタナって意外とポジションの自由度が無いらしい。
「バックステップ入れたら、もう少しハンドル下げたいのに」というトキ、下げられないらしいです。カウルがジャマで。
「じゃカウル外せよ」とは言えないのが名車カタナのツラいところ。ただザックリ切っちゃうのも、スタイリングが美しいカタナの場合ダメでしょう。綺麗に仕上げたい。いい感じにエグったカウルを作ろうかなと。


なんか参考になるもの無いかなぁ、ここはやはりムートの作品を見て研究するのがスジだろう。

「カタナのデザインはムートじゃない」というのも、もう当たり前になってしまいましたが、でも同じターゲットデザインの人間がムートの影響受けてないワケがない。カタナの元ネタは、やっぱこのMVですよね。ドイツのバイク専門誌「モトラッド」の企画で製作されたアグスタ750。
めんどくさがりでヒネたおれなので、最近は「もうカタナのデザインはムートだって事でもいいじゃん」なんて思ったりもします。
カタナのアゴのフィンなんて、ありゃ完全にムートだし。

あ、アゴのフィン無しカタナはフェルストローム (ターゲットデザイン)、フィン有りがムートって事で、どうだろう。ダメですか、めんどくせぇな。

I Only Wrote This Song For You

2008-11-11 12:41

DUCATI HYPERMOTARD最近はサイコビリーばかり聴いてます。
ウッドベースのスラップ音に合わせFRPローラーを前後に動かす手がパンチ連打のようで「ひとりレッキング…」などと思ったり (サイコビリーのライブで行われる、いわゆるパンチ合戦をレッキングと言います)。

おれが好きな音楽ジャンルは基本的にパンクですが、ネオロカなんかも富山出身 (なぜか富山はロカが盛んだった) ということもあり大好きです。
パンクやロカの場合、見た目のカッコ良さも重要でしょう。そんなワケでおれ的に神が二人いて、ジョニー・サンダースとブライアン・セッツァー。
ああ、そういやジョニーより年上になってしまったんだなぁ、おれ。

二人ともボーカル&ギタリストですが、スタイルは全然違います。
ブライアンのギターの上手さは有名ですが、ジョニーのギターはグダグダ。歌も上手いとは言えないし。ブートレグでライブ盤が多く存在しますが、例外無く彼はグダグダです。しかし、なにか魅かれるものがある。

ブライアンの場合、今はオーケストラなんてやってますが。ストレイキャッツも出てきたときは「パンカビリー (パンク+ロカ) 」なんて言われてたのに。
しかし自分の大切な部分はしっかり守りつつも皆に喜んでもらえる方向に行って、楽しんでやってる感じがあります。
バイクの改造で言えばボルトオンパーツ的な方向です。量産品を作る気持ちはブライアンのようにありたいです。
ジョニーは、対して一品ものの改造。いわゆるワンオフな感じ。
作る側からするとワンオフパーツ製作は、一発勝負のライブ的な魅力がありますよ。

DUCATI HYPERMOTARD
写真はドカのハイパーモタード。「スクリーンを装着したい」との依頼でした。
スチール製のステーを製作し、スクリーンはシックデザイン製のものをカットして使用しています。

製作前は「こんなカッコイイバイクはノーマルで乗るのがいいよ、イジっちゃいけないよ」などとオーナーに言ってたのですが、ま、うまく装着できたかなと思います。
さすがにグダグダでは無いですが、実際のところワンオフ品は試作みたいなもの。
手間がかかる分高価格になってしまうし、商品としては完璧とは言えないでしょう。

完成したコレをベースにさらに手を加えれば、量産製品として販売も可能かと思えます。
しかし、量産向けにすると手間を省く部分も必要になり、出来上がるものはなんていうか「まとまってるけどヌルい感じ」になると思うんですよ。

なので。
うん。これはジョニー・サンダース的に作って正解だった。ハイパーなのだし、まとまりやヌルさは不要。

Apes On Parade

2008-09-06 12:12

ノーマル車体スタイリングとのマッチングに重点を置いたドクスタイルオリジナル外装パーツ装着のエイプです。
車体に加工を加える事無く、全てのパーツがボルトオンで装着可能。
改造バイクにありがちな「威圧的なやりすぎ感」を出さないように、バイクに興味の無い人にも好印象を与える「綺麗なまとまり」を重視しました。
スポーティながらもミニバイク特有の親しみやすさも表現できるよう、’70年代のカフェレーサーをモチーフに製作しています。

「yellow」
キャブレターモデルベース。
車体はハンドルを交換しライト位置を30ミリ下げています。ミラーは純正を取り付け位置移動 (ビキニカウル取り付けステーを利用しています)。
ポップで元気なカラーリングのボーイズレーサー。フルフェイスのヘルメットで乗って欲しいです。


・ドクスタイル ビキニカウル (埋め込みウインカーを装着した特別仕様)

・ドクスタイル テールカウル (埋め込みウインカーを装着した特別仕様)

・ドクスタイル スモールフロントフェンダ
ノーマルに比べ前側80ミリ後ろ側40ミリ短いフェンダ。
取り付け部周辺はアンダーブラケット側にふくらませ車体との一体感を狙っています。

・ドクスタイル フラットサイドカバー
限界まで薄くしたサイドカバー。ゲルコート仕上げの未塗装状態で装着してありますが、ゲルコート専用着色剤でエイプの純正色「クラシカルホワイト」に調色してありますので、未塗装のままで違和感無く車体に装着し使用できます。ゲルコート表面は充分な光沢で仕上げてあります。


「red」
インジェクションモデルノーマル車体ベース。
街乗りの普段使い用に、軽く仕上げたもの。
エイプの上半分のスタイリングはオフ車的な要素があるので、それを活かした用途を限定しない方向性です。


・ドクスタイル ビキニカウル
ノーマル車体に違和感なく装着できるビキニカウル。
かわいさを感じさせる丸さで、ダクトも本気ではなくシャレとして微笑ましく見えます。
ノーマルハンドルは車体のスリムさに反して幅広く大きいため浮いた印象を受けますが、ダクトを造形する事によりアイポイントがそこに置かれ、フロントフォーク周りとの一体感が生まれます。
カウル下部にボリュームをもたせる事でタイヤ周りに感じる重さも緩和し全体を調和させます。

・ドクスタイル スリムサイドカバー

・ドクスタイル ダクトフロントフェンダ
ノーマル形状をベースに、装着時頂点となる位置にダクトを切ったフェンダ。オフ車とオン車をミックスさせたようなエイプのノンジャンルな印象をフェンダで表現してみました。


「blue」
インジェクションモデルノーマル車体ベース。
大人の趣味的に、昔の国産四輪レーシングカーイメージのオーソドックスなカラーリングを施したものです。


・ドクスタイル ビキニカウル

・ドクスタイル スモールフロントフェンダ

・ドクスタイル スリムサイドカバー
ノーマルサイドカバーより上下幅を30ミリ細くしたサイドカバー。
タンクから車体後方への視線の流れを滞らせず、外してしまうのとは逆の「着ける」という方法によって全体をすっきり見せる事ができます。ゲルコート仕上げの未塗装状態で装着してありますが、ゲルコート専用着色剤でエイプの純正色「クラシカルホワイト」に調色してあります。

・ドクスタイル テールカウル
ノーマルシート、ノーマルリヤフェンダの上からかぶせるテールカウル。シート交換する事無くシングルシート風のレーシーな外観が得られます。テールランプもノーマル位置のまま装着でき、後方からの外観は完全に’70年代カフェレーサー。

Back Streets Of Tokyo

2008-09-03 12:50

GSX400XS店には古いバイク雑誌 (おれが好きな時代、主に’80年代が多い) が置いてあり、なかなか好評なのですが。
来るお客さんは、おれと同年代、40歳前後の方が多いのだけど「ああ、こういうのあったよなぁ」「初めて乗ったのがコレだった」などと盛り上がります。
そういや10代の頃ってそんなだったよな。学校の教室で、みんなであーでもないこーでもない、バイク雑誌見て言ってました。

で、そんな時代を知っているお客さんが昔の雑誌を持って来てくれました。これはうれしい。
その内の1冊が1985年発行の「モト・ライダー増刊 26th東京モーターショー速報」。
眺めてて、ちょっとグッときたのがスズキの「GSX400X IMPULSE」。当時もH.ムートデザインというだけで、おれ的にオッケーだったバイクですが、今あらためて見るとスゴいカッコイイ。
カウル付きのもじっくり見ると、おれ的にど真ん中な感じで。今までカウル側面の網付きの穴にばかり目がいってたんだけど、キャラクターラインがとても美しい。余計なボリュームを抑えつつ表情と動きがあり、エッジで緊張感を与えてます。
そういや車体もエッジの効いたスタイリングで、細部までとても凝ってますね。カウル、うまく車体に合わせてる。カウルは社内デザインだったらしいけどムートもさすがに口出してたんじゃないかな。
でも網は要らない気がする、フレーム色が見えちゃうからか? せめて黒の網にすれば良かったのに。

GSX400X
当時他社はカウルレスバージョンが廉価版な位置付けで、とりあえずカウル外しました的な処理が多かった中、IMPULSEの場合はカウルレスがベースとしてまずデザインされたんだろうから当然と言えば当然だけども、ライト周りもしっかりデザインされてます。つーか、コレの場合ライト周りが見所だからな。
「デザインコンセプトは六本木」という、いわゆる東京タワーIMPULSE。

スタイリング重視なバイクの楽しいところは、デザイナーのこう言ったモチーフであるとかの話があるところです。「ああ、そう言えば」とか「なるほどなぁ」とか眺めていろいろ考えられる。乗る楽しみの他に、見ても楽しめる。
丸パイプフレームならさらにカッコ良かったんだろうけど、角だから東京タワーなんだろうな。
発売時はレーサーレプリカ全盛の頃で性能的には特別なものは無いけど必要充分、このバイクはスタイリング勝負だという気持ちがビンビン伝わってきます。斬新で売れなかったバイクは迷車などと言われますが思想があるのが名車。本流にはならなかったけど、間違いなくこれは名車と言えるでしょう。

スズキのカウルレスモデルは洒落たものが多かったな、初代IMPULSEも良かったし後に続いたBanditも洗練されてた。なもんで3代目のIMPULSEは、あまりに普通でガッカリしたな。やっぱ’80年代のバイクは面白かったですよ。