Small Axe
2008-12-28 18:07
懐かしバイク。というか今回は完全にプライベートな思い出バイクなのですけど。
もう20年以上前の話になります。
高校を出ると同時に家も出て、生まれ育った富山から隣の石川県金沢へと旅立ったおれなのですが。
最初は住む所も無かったので先輩のアパートに転がり込んで、その後友人のアパートで世話になり。
毎日フラフラ暮らしていたところをバーのマスターに拾ってもらい、ようやく一人暮らしできるアパートを借りられたのです。
などという話をすると、ちょっと青春ストーリーな感じですが、現実は「バーで働き始め、最初の給料でようやく洗濯機 (2槽式) を買って嬉しかった」くらいの、生活感あふれるものだったりします。
洗濯機を買ったら次はバイクだろう、と初めて自分で所有したバイクがこのYSR50でした。
当時金沢の街にはパンクな若者がウロウロしていました。おれも昼からフラフラしている生活だったので彼らとはスグ友達になって、その中の一人からYSRを譲ってもらったのでした。しかし名義変更せずに、ずっとおれが乗ってたので後にブーブー言われましたが。
パンクスが細かい事言ってんじゃねーよ。
クルマやバイクが無いと不便な金沢で、YSRは大活躍してくれました。
やはり富山から出てきて金沢でフラフラしていたヤツ、彼はMTX50に乗っていたのだけど、そいつと2台で海まで行って泳ぎ上半身ハダカで帰って来たり、野外のコンサートにも2台で行ったり。
小さいバイクだったけどいちおう2st、元気に走ってくれました。
2年後、MTXのそいつと一緒に富山に戻り、彼はクルマを買って今も富山にいるようです。
おれはエリミネーター400を買って今度は東京へ。今なぜか埼玉にいます。
Rocket Cathedrals
2008-08-17 10:32
おれがバイクに興味を持ち始めた頃、大人気だったのがRZ250。1980年の発売です。
ピーキーで乗り手を選ぶ2stエンジン、洗練されたスタイリング。1クラス上のバイクとも対等に走れる、というわけで「400キラー (1年後に発売された350は750キラー) 」などと呼ばれました。
中型バイクが国内販売の主流だった当時、現実的な憧れのバイクでした。海外のスペシャルバイクなんて夢のまた夢。
それでもRZの高性能ぶりは「乗ったら死ぬんじゃないか」と思わせるに充分、RZシリーズは50 (‘80年発売) 、125 (‘82年発売) とラインナップされ「まずは50、次は125で修行」と地道なステップアップを、と思ったものです。そういえばあの頃は各メーカー125にも力が入ってました。
大人気だったRZ、アフターパーツメーカーもベース車両として多くのパーツが出てましたね。
1981年のMOTOR CYCLIST誌11月号で「スペシャルBIKE大図鑑&試乗」として、多くのRZが紹介されていました。

伝説のカスタムショップ「滋夢」の外装を装着したRZ。ビキニカウルはスクリーンが低くセットされ、他のショップは当時のレーサーをイメージしたデカいテールカウルが多い中、スマートなテールカウルのシングルシートが装着されています。アンダーカウルも車体側形状に合わせたコンパクトなもの。
車体色がノーマルに合わせたものなのでスペシャル感には欠けますが、綺麗にまとめてあるところは「ただ改造するだけじゃない一歩先のカスタマイズ」を感じさせます、やるな。

メカ的なところで印象深かったのが、「ダイシン」の後方排気化されたRZ。
後方排気化によってシート下のバッテリー等はテールカウル内に移動され、前方に取り付けられたキャブにはクリーナーもファンネルも無し。アルミ板で異物混入を防いでいるだけだそうです。
オイルタンクも外されたそうです、混合だったのかな?
日常使うには無理っぽいですが、インプレッションによると「タコメーターの目盛りがなくなる12,000rpmまで届きそうな勢い」らしい。
これもスペシャルバイクのひとつの方向ですね。

その他、外装からエンジン、車体まで様々にイジられたRZがいろいろ。
RZは海外でも「ポケットロケット」と呼ばれ大人気だったようです。
おれの場合「RZに乗る」という少年の頃の野望はかないませんでしたが、RZ (RZ-R) 後継機種であるTZRのエンジンを積んだTDRに乗っていました、2stのロケット感は気持ちよかったなぁ…。