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Where Do Ya Draw the Line

2009-10-07 15:20


今回は半分、他社製品の宣伝ぽいです。
「自分とこが儲かってないのにいいのかよ」と自問自答してみましたが、いいんだよ、儲けたいと思ったらバイクの仕事なんてしてねーよ。

四輪は知りませんが、意外とバイクだとFRPもイジって塗装 (純正色)も行う、というショップは少ないようで。


今回のXR1200は都内からのお客様。ようやく「XR1200をなんかやってるショップ」という感じに認識されてきたようですウチも。
「他社のシート (FRP製テールカウル付き)を買ったのだけど、テールカウルを塗装してもらいたい、純正っぽい感じで」

持ち込まれたテールカウルは、某有名FRPショップ製のもの。
おお、さすがに有名ショップのものだけに作りはキチンとしてるなぁ。
ダメなFRP製品の場合、塗装前に修正したりなにかとタイヘンなんすよ。


このお客様、さすがに持ち込みで塗装依頼だけでは心苦しかったのかウチのフェンダも購入してくれました。
「いや、テールカウル後端のカエリの形状とドクスタイルフェンダのフチの処理に共通したものを感じて、合うと思って」
と、嬉しい言葉。
うん、おそらくテールカウルはタンク形状に準じて装着して自然に見えるように作られてる。
ボルトオンパーツの基本ですよね、パーツだけ主張しちゃったら違和感がある。
ウチのフェンダも装着したとき自然に見えるよう、元のスタイリングを重視してるから合うだろうな。


そそ。このシート&テールが素晴らしいのは、その作りも丁寧なんだけど付属のボルトやステーがステンレス製だったり。
こういう細かい部分、見えない部分に気を使ってある製品ていいね。
ウチのフェンダも付属のボルトワッシャ、ナイロンナットまでステンレス製のものを使ってますよ。


で、テールカウルの塗装です。
「ノーマルっぽく見えるように塗り分けで、基本おまかせ」
まずはテールカウルの形状を観察、基本的に上面と側面の3面で構成されてるからタンクに準じて側面を塗り分けるのが良いね。
国産車で言えばCB1000SFみたいな感じの塗り分けライン。オレンジをベースに、内側に白ラインオレンジライン黒ベタ。

出来てみればシンプルな塗り分けなんだけど、トロフィー仕様アンダーカウル同様、またもや細かい部分に悩みました。


シート&テールカウルを横から見た写真です。
オーソドックスな形状のダブルシート、カッチリと作ってあるテールカウル、さすが安定感のある仕事です。
おれも造形をやる人間なので、この形状をより引き立てる塗り分けにしたつもりです。


ま、ゴテゴテしてない綺麗な造形なので、最初からシンプルにこの塗り分けで行こうと決まったのですが、問題はバランスです。

テールカウル後端が、断面が見えないようカエリの部分が丁寧に造形してあります。
この幅に合わせて側面外側のオレンジ部分を残したいのでラインが合わさるAの点は決定。
下側Bのラインは、テールカウル側面にキャラクターラインが造形されてるので、そのライン下Bで塗り分け決定。

2つの面が合わさるキャラクターラインが黒をのせる事でわかりやすくなります、オレンジ&白のラインはその下に。
キャラクターラインに塗り分けラインをのせちゃったりしたら、キャラクターラインの意味が無くなる。
ちなみにオレンジ&白ラインは、テールカウル側面下端の外周に合わせる手もあるんだけど、フレームに沿った形状ではあるものの、塗り分けまで合わせたら後ろ下がりに見えそうなので後方に上げたラインを引きました。


で、ちょっと問題はCのオレンジ部分の幅。
テールカウル後端のカエリ幅で下まで行きたかったんだけど、側面キャラクターラインの消失点がDのあたり。
ラインは消失点以降の滑らかな面を通したい、ので下に向かうほどオレンジ幅が狭くなってます。

そんな感じの塗り分け。凝った塗装じゃないし、おれと車両オーナーの二人自己満足ですが。


しかし、このシート、よく出来てます。
タンデムに悩む、ウチの他のXRのお客さんにも勧めちゃったよ (笑)。
ウチのタンデムシートを着けてるお客さんなんだけど、ま、ウチのシートは狙う方向性が全然違うんだけど。
ウチのはノーマルテールカウルのままノーマルスタイリングを重視し、簡単装着かつ必要なトキに使える。状況に応じてテールカウルカバーと併用してもらうのが狙い。

対して今回のこのシート、オーソドックスな外観で、あくまでも「シートの性能重視」で作られてます。
ウチはシートベースを製作した後、シートの張り屋さんに仕上げてもらってるんだけど、このシートのメーカーはFRPからシートスポンジの積層、表皮の縫製まで一貫して社内で作ってるらしい。
こりゃ勝てないって (笑)。FRPだけなら負けないけどな。

くやしいので、このXR1200にはウチのFRP製ライトケースも装着しちゃいました。
レンズ面がちょっと前に出て、より全体がオーソドックスなフォルムになりましたよ。

Keep on running

2009-08-23 12:16


すでにとりあえずの完成として、公開させていただいてるXR1200。
ドクスタイルのパーツご購入 & 塗装をご依頼いただいた車体です。
しかし、このXRのオーナーは新潟の方。塗装の打ち合わせはメールで行いました。

テールカウル部分は前回の記事で紹介しましたが、並行してアンダーカウルも打ち合わせつつ塗装を進めていました。
しかし、このアンダーカウル、他社の製品で海外製なのですが品質に若干難があり。
修正や補強を入れてから塗装作業に入ったため、若干時間がかかってしまいました。
そのため、「アンダーカウルは無くても走行できるけど、テールカウルが無い事には乗車できない。まずはテールカウルをとっとと塗って、先に送りますよ」とオーナーに連絡しました。

オーナーは「梅雨で乗れない事だし、アンダーカウルはゆっくりでよいですよ」と言ってくれてたので、じっくり作業させていただきました。塗り分けの打ち合わせも充分できて。
結果、アンダーカウルの塗装が終わり、発送したら新潟梅雨明けという絶妙のタイミングでした。


写真は、テールカウル&アンダーカウルを送っていただく前に、まず車体に装着していただき側面から写真を撮ってもらったものです。奥様が頑張って車体を支えています (笑)。


送っていただいた写真を加工し、アンダーカウル部分を白くしました。
これをプリントアウトして、色塗ったりして塗り分けラインを検討してもらう作戦。
この時点ではXRオーナー、
「意外と浅い形状なので、あっさり黒単色でもいいんじゃないか…」とも。


白く画像加工したアンダーカウル部分に、オーナーがペイントソフトで塗り分けた写真その1。
基本的には狭い面積なのでシンプルに塗り分けたいところ。
テールカウル前端やオイルタンク前側の角度を意識しつつ、自然な感じ。


もう1点、こちらは角度が逆。アンダーカウル自体の形状を意識した塗り分け。
車体全体を見ても、Vツインエンジンの存在感があり各シリンダーの角度がどちらの塗り分けにも対応するため、これは悩みます。
「白の面積が大きいかも」とオーナー。いや、テールカウルにも白を入れたので、これくらいあってもオッケーでしょう。


送っていただいた加工画像を元に、提案したのがこれ。A案。
後々、ステッカー等を貼る事もありえるのでシンプルに考えました。
水平方向の塗り分けを加える事で、後方から見てもアンダーカウルの白が浮いて見えないように。
ステッカーを並べて貼っても、横方向にラインが走る事で統一感が出るのではないか。


斜めラインが逆バージョンです。B案。
全体で見ると自然な感じは若干無くなりますが、眺めているうちに見慣れてくる。
ちょっと攻撃的な印象もあります。

基本的にはこのどちらかの塗り分けで行こうと決定。
「しかし斜めラインをどちらにしよう…」
とオーナーは悩みます。
おれ自身も、どちらも意味があるラインで構成してあるから「こっちがいい」と言い切る事ができず…。


そんなこんなでアンダーカウルは1色目の白が入り、塗り分けラインを決定しマスキングしなきゃいけない。
おれの知人なんかに相談したら、圧倒的に「A案が自然で良い」らしい。
しかし、「いや…最初はB案、違和感も感じるけど悪くない…」。さらに混乱する結果に。

そういった事もオーナーにメールで連絡しつつ、オーナーは決断。
「Bで行きましょう!」
そうか、XR1200という車種を選ぶ人ってそうだよな、と、なんか納得。

車体が無いため、マスキングのラインは画像から計算して角度や幅を出しました。
マスキング途中の写真もオーナーに送り、
「底辺黒の部分は幅15mmありますが、12mm程度でいいかもしれませんがどうしましょ」等、相談します。
オーナー「加工画像でも15mmは無い気がします、12mmで行きましょう」

「気持ち後端が上がるラインを意識してマスキングします」「水平ラインと斜めラインのカドには半径5mmくらいのアールをつけます」等、細かくも他人が見たらどうでもいい打ち合わせをしつつ作業は進みました。
もう、こうなったらおれとオーナーと、2人のこだわりの世界 (笑)。
アンダーカウルの塗装作業中、オーナー自身はホイールやハンドル、エンリッチナーその他、車体側をイジっていました。
そんな報告もメールでいただきながら、2人の絆は深まっていきましたよ。
一度も実際にお会いしていないのに、不思議な感覚。


そんなこんなで完成したXR1200。
「とりあえずの完成」なので、さらにバージョンアップもあり得るでしょう。
実際、ゼッケン部に入れる数字の書体とか、2人で悩んでたりもして (笑)。
かなり綺麗にまとまった車体です。「コレ、飾っといてもいいよなぁ」なんて、ダメな事を考えてたら、普通に峠を走る写真 (詳細ページのタイトル画像) が送られてきました (笑)。

走ってるとカッコ良さ倍増だなぁ。

White Riot

2009-07-06 23:44

以前紹介した妬ましいガレージの写真。
「テールカウルカバーを装着したよ」と、お客様からいただいたメールでした。
その後メールをやりとりする中、ガレージ2階の写真も見せていただいたのですが、2階も素晴らしかった。
もう「妬ましい」を越えて「住みたい」と思うくらい素敵。
つーか、ウチの店ごと移転したいくらい。マジで。


さて、なにをメールでやりとりしていたのかというと。
XR1200、塗装のご相談でした。
ご自身でその後もXRに手を加えていて、完成イメージはトロフィー仕様。
海外製アンダーカウルを取り寄せたので、テールカウルも含め塗ってほしい、と。

お客様は遠方の方です。
塗装依頼の場合、塗り分けのライン決めや塗装色の色味など、詳細な打ち合わせが必須。
塗り上がってから「思ってたラインと違う…」「考えてた色じゃない…」なんて残念な事にならないためにも。
ご来店いただけない場合はどうしたものか…。まずは車体横からの写真を送っていただきました。

車体を支えているのは奥様だそうです。ご主人の趣味に付き合わされる奥様もタイヘンだなぁ (笑)。
おれはそんな奥様をとりあえず4人くらい知ってますが。


送っていただいた写真を加工し、アンダーカウル部分を白くしました。
コレをベースに、ご希望の塗り分けラインを一緒に考えていただきます。
テールカウル部分は、ご希望のラインをマスキングテープで貼っていただいてたので、そこも白くしてみました。

塗装色の色味については、今回使う色がソリッドの白、黒、純正色のオレンジということなので、塗料を作って確認する必要は無いでしょう。
純正色オレンジについても、すでにウチで塗装したテールカウルカバーをご購入いただき見ていただいており、ご満足いただいてるとのこと。


んで、モノが送られてきました。
まずはテールカウルのゼッケン白を進めます。片側をオーナーがマスキングテープでラインの指示をしてくれています。
それを参考に、反対側にマスキングテープでラインを決めます。メールにいろんな角度からの写真を添付し、細かい部分の指示を受け細部を決めていきます。

返信で「上辺、カバー部分のラインに角度を (写真の黒線)」との指示が帰ってきました。


カバー部分のライン前側を下げる事によって、視覚的に後端が上がったように見せる作戦らしいです。
なるほど。あえて造形を無視して塗り分けて、形状のイメージを変えるというテクニックはあるんですよ。
なんでそんな事、このオーナー知ってるんだ。タダ者じゃないよな、つーかあのガレージがタダ者じゃないもんな (しつこい)。
テールカウル後端部につけるアールも、造形のキャラクターラインを斜めに横切るライン。
本来おれはこういう造形無視のラインを好まないのですが、ゼッケンの性質を考えたら「後貼り感」があってアリでしょう。


塗り分けラインが決定したところで、マスキング本番です。
カバーで隠れてしまう部分の処理は特に指示が無かったので、こちらで決定。
どうでもいいっちゃどうでもいい部分だけど、けっこう悩むんだよなぁ、こういうとこも。

進行状況はメールでオーナーに連絡しつつ、作業は進みます。
オーナーも作業途中の写真を見るのは面白いようで、「楽しみです」とか返信いただくと、こっちもやる気が出ます。


白塗ってクリア吹いてマスキング剥がして、あとは磨くだけ。
本来、ツートン塗り分けの場合は1色めが塗装されたパーツ全体を研ぎ、マスキングし2色めを塗装。最後にパーツ全体にクリアを吹いて仕上げるのですが、今回は白の部分のみ塗装しました。
純正の塗装はやはり品質が良いので、できるだけそのまま残しておきたかったので。
なので、よーく見ると白の塗膜分の段差があります。極薄のカッティングシートを貼った感じです。
しかしカッティングシートに比べ、密着力は格段に良いです。


白1色だけで、印象変わりますね。

さて、アンダーカウルの方は3色で塗り分けます。そちらは次回。


7/8。車体装着写真を送っていただきました。
アンダーカウルは無くても走行できるけど、テールカウルが無い事には乗車できないので先行して発送しました。
レーシーな印象に加えリア周りが軽く見える。良いですね。

「ここまでやるんならシングルシートにしちゃった方が良いんじゃないの?」
という声もありそうですが、ノーマルテールカウル&ウチのカバー、手軽に収納スペースが使える事もメリットのひとつです。
XR、ノーマルだと工具さえ収納できませんから、収納スペースの容量がアップするのも好評ですよ。

Molded Plastic

2009-06-25 19:14


製品の素材として、ウチではメインで扱っているFRP。
オリジナル製品だけではなく、他社製品の加工なども行っています。
FRPは補修や加工も容易に行えるのがメリットのひとつです。

最近ミニバイクでのサーキット走行にハマってしまった、ご近所のお客様。
とうとうトランポまで購入されてしまったようです (笑)。うーむ、ウチでさえバイクを運べるクルマが無いと言うのに…うらやましい (あいかわらず2シーターオープンに乗ってるので、大きな荷物を運ぶトキは屋根開けて無理矢理。梅雨の時期はツライ…)。

で、これはNSF100の社外テールカウル。
長身の方なので、ノーマルではポジションが窮屈で購入されたとのこと。
FRP製ですがしかし、軽量化を優先しているのか全体に薄いために走行時の切り返しなどで「グニャグニャしてしまい、身体が落ち着かない」らしい。
座面にある取り付けボルト穴周辺にもストレスがかかっているようで表面にはクラックも発生し、このまま使用するのはどうなのかと持ち込まれました。

全体に面構成が複雑な形状で、それがリブとなり薄いながらもしっかりしているテールカウルではあったのですが、座面はフラットでノーマルに比べ広くなったため、そこにストレスが集中するようです。
座面を中心にFRPを新たに積層し補強しました。
車体に取り付ける部分のゴムグロメットはノーマルを流用するものでしたが、けっこう柔らかいタイプ。ウチで在庫しているカタめのゴムグロメットを使用すれば、さらにしっかり感は増すはず。
クラックは表面のゲルコート層のみでしたので、とりあえず今回は本体の補強だけ。いずれ塗装するときに補修しましょう。

「レーサーだし、裏側の見えないところだから見た目は気にしない」とのこと、ザックリとした加工だったので、お預かりしたのは数日。装着し早速サーキット走行されたようです。
結果、不快なフニャフニャ感が無くなり目標タイムが出たらしいです。
加工自体は速さには直接関係無いだろうけど、直接身体に触れる部分だから不安要素が無くなりライディングに集中できるようになったのかな。


こちらはXR1200のアンダーカウル。
海外から取り寄せたもので塗装依頼です。しかしFRP製品はモノによっては変形収縮が激しいことがあります。塗装した後に「車体に着かない…」じゃ残念なので、「まずは車体に装着できるか確認し送ってください」とお願いしました。こちらは遠方のお客様です。


で、若干の修正が必要となり。
車体干渉部分のカット範囲や穴位置の変更をマスキングテープを貼って指示され、ウチに到着。
穴位置の変更は、元の穴を中心に裏側をすり鉢状に削り新たにFRPを積層。干渉部分はカットし仕上げます。
指示された修正は終了したので、これから塗装行程に入ります。塗装の塗り分けはメールに画像を添付し、お客様と打ち合わせを進めています、便利な時代になったなぁ。


他社FRP製品を見るのは、同じFRPを扱っているショップとして勉強になる事も多いです。
FRPには一部粗悪な製品もあって、ボルトオンとはいえすんなり装着できないパーツもあったりします。
ご自身で加工できない場合、修正も可能です、お気軽にお持ち込み下さい。

The Way I Feel

2009-04-15 11:52

お客様から「装着しましたよ」とのメールをいただきました。素敵なガレージが、なんとも妬ましい(笑)。
ガレージの内外装はDIYとのこと。XR1200にも、いろいろ手が加えられています。

このお客様は雪の降る地方にお住まいなのですが、これならシーズンオフでも楽しく過ごせそうです、本当に妬ましい(笑)。これからの時期は乗っても楽しまれるのでしょうね。
そういった環境作りに、少しでもウチのパーツが役立ったのであれば幸せです。
デカールのご相談には、お力になれず申し訳なかったです…。


フェンダの塗装も終了、先日発送させていただきました。
凝った作りのわりに味気なかったフェンダが、存在感出ましたね。

派手なグラフィックがカスタムペイントだと思われがちですが、お客様の注文により純正色に塗ったコレは本来の意味でカスタムペイントと言えるのかもしれません。


ヘルメットも、ベンチレーションや内装、シールドを組み完成、お客様へ。

なかなかのハーレーっぷりです。白の部分はお客様の好みでアイボリー、派手なようでも大人な感じ。
オーソドックスなラインなのだけど、ベンチレーションのあるモダンなヘルメットがベースだと、ファッションだけでは無いこだわりが感じられるつーか。
実際、このお客様はガンガン走る方なのですが。
XRのイメージにも合いますね。伝統を踏襲しながら最新、みたいな。


今回の記事タイトルは、おれが大好きなパンクバンド、RANCIDの曲名です。もうすぐニューアルバムが出るらしいっすよ!
写真は、おれが愛用しているリストバンド。「ピラミッド鋲ベルトは2連まで」が、おれルール。
明後日でおれ、42になるんですがヤバいっすか? いいじゃん、ティムだって、おれの1コ年上だぞ。

パンクもバイクもファッションじゃねーし。スタイルだ。

Where There’s A Will There’s A Way

2009-04-03 12:52

おかげさまでXR1200テールカウルカバーが好評なドクスタイルです。
実際にはお会いした事の無いお客様から「装着しましたよ」と写真貼付メールをいただいたりもして、「娘夫婦から孫の写真入り年賀状もらうのってこんな気持ちなんだろうな」などと考えます。
孫どころか娘もいないんですけど。

ストアのショッピングカート以外での、イレギュラーなご注文もいただいたりしてます。
「カバー部分のパーツだけを購入できないか」とのお問い合わせをメールでいただきました。
「万が一の破損の場合にも対応したいと思ってるので、部品単位でも販売しますよ」と返信。
その後スグに電話がかかってきて「助かりました、購入します」と。

聞けば、ご自身でテールカウルを加工し、小物入れスペースを拡大。テール部分のカバーをも自作したがうまくいかず途方にくれていた、との事情でした。
新車のテールを切った貼ったするなんて、なんて景気のいい話。しかし、そういう事なら全然応援しますよ。


「フロントフェンダをオレンジで塗って欲しいのだが」とのご相談もいただきました。

「XRのフェンダは素材がPPなので塗料がのりにくい、添加剤を加えれば塗れるのだけど、ここはFRPで複製してそれを塗るのはどうか」と返信させていただきました。
ウチとしても純正フェンダを型どりすれば、それをベースに取り付け部分を活かしボルトオンオリジナルフェンダの開発ができるのでメリットがあります。その旨伝えたところ「オッケー」とのこと。
現在、オリジナルフェンダの製作を進めています。
ストアの商品詳細で進行状況をお伝えしていきます。ご要望等もあればお聞かせ下さい。


ヘルメットを純正色オレンジで塗って欲しい、なんてのもあって。
バイクの車体色塗料というのは、塗料メーカーで用意されているものではありません。
四輪に関してもそうなのですが、四輪の場合は塗料メーカーが調色データを用意しています。「コレとコレをこんくらいの割合で混ぜるんだよ」みたいな。
バイクの場合は、純正塗装パーツとにらめっこで塗料を自分で作ります。
「XRのオレンジ、よーく見ないとわからないくらいのパールだなぁ、でも意外と粒子荒い? 着色パールっぽいし。この色なら2コートでいけそう」
などと考え必要な塗料を注文し、混ぜ合わせるのです。
ぶっちゃけ、XRのオレンジに使ったパールは高かった…。ので、塗装だけのご依頼もいただけて助かってますよ。

そんなこんなでXR1200。パーツを販売するだけじゃなく、なにかと広がりがあって楽しいです。


おれは独立する前、通販メインの外装パーツメーカーにいたのですが、ワンオフ依頼にも応えたいと思い独立しました。
開発した量産パーツを全国に通販しながらも、遠方からのお客様の細かな要望にも対応していければ。
カスタム屋さんて地域密着な部分がありますが (ワンオフ製作の場合は充分な打ち合わせが必要ですから仕方が無いですが)、なにか手はありそうな。

もちろん、メインのボルトオンパーツに力を入れないわけでは無く、経験を活かし「誰にでも簡単に取り付ける事ができる」ものが最低条件だと考えます。純正色での塗装にもできる限り対応していきます。

少しずつ、方向が見えてきた気がします。
「売るだけ、ではないスタイルのDOCSTYLE STORE」の。

今回の記事タイトルはハードコアパンクバンドの大御所「DISCHARGE」の曲名から。で、店に飾っている、犬用鋲Tシャツ (自作) の写真を撮ってみましたよ。

Sittin’ On It All The Time

2008-12-29 01:07

XR1200シート

前々回に報告した楽しい事「XR1200のタンデムシートベース」はどうなったかというと。
実は、とっくにできちゃってるんですよ。12月20日に最初の製品が脱型してます。
12月1日から造形を始めたので、コレは早い。しかし2週間くらいでイケる、と思ってたんだけど3週間か。まあ今回は車体を預からなかったので、常に車体とのクリアランス確認ができなかった事を考えればこんなもんか。

しかしXRのオーナーは、必要になれば車体を持って来てくれたり、テールカウルも外して持って来てくれたり、家が近い事もあってスグに対応してくれたので非常にスムーズに進行できました。感謝です。
左奥から手前に、原型、生産用の型、製品です。

XR1200テール
造形材料としてパテやFRPを使う場合、収縮や変形は最も気をつけなければならないところ。硬化時間を長くとった方が収縮変形は少なくなるようです。
作業が早くても、完成したものが車体に取り付けできなかったら意味が無い。ボルトオンパーツを作る場合はシビアです。じっくり作業するのも重要な事なのだけど。

生き急いでいるおれなので「年内にカタつけたるわ」と、大人のテクニックとキャリアでなんとかしてみました。
変形するなら取り付けや最終的な仕上がりに影響の無い部分を変形させる方向で、それを見越した形状を作る作戦。もちろんFRPの積層作業は適正な樹脂量で均一な厚み、という地味な基本もおさえてます。
ドキドキの最終確認、車体に装着したら。

ほら。テールカウルとシートベース間のクリアランスが、シート表皮を貼る隙間を残し絶妙。
あとはシート屋さんに持ち込み、スポンジ盛って表皮張るだけっすよ。

しかし、アテにしていたシート屋さんからは「今忙しくて、年が明けてもいつできるかわからない」などと言われ、XRオーナーと困惑…。で、連日XRオーナーと作戦会議 (も含めた世間話)。

ドクスタイル之印
そんな中、XRオーナーが「お店のハンコってあるんですか?」と。
ああ、もちろんありますよ、ほら。

このXRオーナーも経営者であるので「傷んだハンコを作り直そうと思ってる」という、そんな話だったのだけど。
ウチのハンコを見て「意外ですね、アルファベットじゃなくてカタカナなんだ」
うん、やはりこういうのはきちんと読めるかが大切だし。

話の中で、ふと思ったのです。
カッコ良さにはこだわるべきだけど、用途によってはもっと優先するべきものがあるのではないかと。
今回のシートの場合、あくまでもタンデムする奥様のために座り心地が優先。
「見た目のカッコ良さが重要」なんてのは、ウチみたいな外装カスタム屋のワガママでしかないですよね。

見た目をカッコ良く張れるシート屋さんて少ないよな、と、ずっと思ってましたが。
きっとシート屋さんは座り心地を最優先で作ってるんだろう。乗り手もそれを重視してるんだろう。当然だよな、シートって座ってナンボだし。

それでも、仕上げ処理が雑なシート屋さんを多く見て来たこともあって、シート屋さんというものを信用してなかった部分もありました。

XR1200タンデムシート
まあ、このままシートベースを放置しておくのもアレだし、XRオーナーと協議の結果、あるシート屋さんに依頼する事に決定。そこのシートは写真で見る限り、なんかポッテリしててヌルい感じだったので、どうなのかなぁと思ってました。
しかし偶然先週、知人のショップに行ったときに「そこで張ってもらった」というシートを見たのだけど、現物は悪くありませんでした。仕上げも丁寧でした。

早速そのシート屋さんに問い合わせてみました、そしてオッケーとの返事。
あとはシート屋さんにお任せ、というのも無責任なので、年が明けたらXRオーナーと2人でシート屋さんへ打ち合わせに行ってきます。

ノーマルのタンデムシートが「とりあえず」な感じの中途半端なものですよね。アリかナシかハッキリしろよ、みたいな。
ウチのタンデムシートは、良い意味で存在感「アリ」なものになると思います。
XRオーナーの協力で、現在「ナシ」な製品も製作を進めているのですが、それはまた今度。

What’s My Name

2008-12-02 23:49

DOCSTYLEあちこちのブログで「もう12月ですね」という書き出しは多いんでしょうね。
もうすぐジョー・ストラマーの命日ですよ。

店を始めてから、2度目の年末です。
看板を付けたら (手作り手書きの看板です、なにやっても上手いな、おれは)、
「あ、バイクをなんかやってるのか」
と、理解されたようで、ちらほら覗きに来る人も増えてきました。

ドク名刺
で、「なんでドクスタイルって名前なの?」と聞かれる事もあるのですが、
「店長がドクだから。おれは店長じゃないんすよ」と。そういう理由なのです。
ほら、ドクは名刺だってちゃんと持ってたりします。
めったに店に来ない店長なので、この名刺をもらえた人はラッキーです。

XR1200シート
最近やってる楽しい事は、XR1200のタンデムシート。
奥様のために、あまりに薄くフチもカタいシートをなんとかしたいとの依頼です。
日曜の午後にお借りした純正タンデムシートの底面を、ちゃっちゃと型どりしてFRPで複製。
写真はFRPで出来た純正と同形状のシート底面です。これに座面を作っていって、シートベース原型ができるワケです。

実はオリジナルのシートを作るのって、そんなに面倒じゃなかったりします。ただ、仕上がった製品の表面は当然シート表皮がメインです。シートの張り屋さんのウデが重要になるわけです。看板の文字が上手く書けるおれでも、さすがにシート表皮は張れない。
安心して任せられるシートの張り屋さんがなかなか見つからないため、シートは作りたくなかったのです。
このXR1200オーナーの方が以前にシートの張り替えをお願いした所があるというので、そこにお願いする事になってます。

エストレヤ ビキニカウル
ウチのエストレヤは、犬猫がエリザベスカラーを付けた風になっちゃってますが。
ビキニカウルでも作ろうかなと思ってます。

そんな感じで年末だろうが普通にやってますよ。