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Lovely Ugly Brutal World

2009-03-07 17:19


雑誌の話題が続きますが。
ウチのエイプ。
造形社モトモト誌4月号に掲載していただいてます。
つーか撮影していただいたのは昨年夏だったかな、合計3台作ってまとめて撮影してもらった。

他の2台は昨年のうちに掲載されています。
正直なところ、作って半年もたっちゃうと「もうどうでもいいや」って感じにもなっちゃうのですが (笑)。
けど、あらためて見るとイイ感じじゃんウチのエイプ。

しかし4ミニカスタムは、あいかわらずアルマイトギラギラ、ラインホースゴチャゴチャ、エンジン周りゴテゴテが主流ですか。
ちょっとウンザリです、個人がやってる分には自分でイジって楽しいんだろうけど、ショップとしてやるならなにか違う事提案していいんじゃねーの。

まあ、いろいろゴテゴテ着けた車体は、同じ仲間が集まったところでワイワイ話題にして楽しめるんだろうけど、普段1人で乗ってるのキツくないすか?
コンビニに1台だけ停まってたら目立つけど違和感ありそう。なんか閉じた感じの世界。
普通の人はアレ見て「バイク乗りたい」って気になんないだろ。だからショップの人間は違う事をやってほしい。バイクユーザー増やすためにも。

ウチはエンジンやらないからってのもあるけど、エイプは「バイクに興味無い人にも好印象を与える」事をメインに外装製作しました。
スタイリングをすっきりまとめたので、雑誌じゃゴテゴテバイクに埋没しそうだったし「数で勝負だ」と3台まとめて作ったワケなのだけど。1台ずつの掲載でした…。
けれどネットストアをオープンしたばかりだし、今掲載してもらって良かったのかもなぁ。
つってエイプのパーツ、ほとんど販売してませんが (笑)。

あ、ネットストアではハーレーXR1200のパーツが好評です。
パーツ開発に協力してくれた車体オーナーは、奥様から「かわいいバイク (ウチのエイプ) が置いてある店がある」と聞いて訪ねて来てくれた方です。
エイプ作ったのは無駄じゃなかった。
余裕ができたら、また違う方向のエイプ作ります。

Apes On Parade

2008-09-06 12:12

ノーマル車体スタイリングとのマッチングに重点を置いたドクスタイルオリジナル外装パーツ装着のエイプです。
車体に加工を加える事無く、全てのパーツがボルトオンで装着可能。
改造バイクにありがちな「威圧的なやりすぎ感」を出さないように、バイクに興味の無い人にも好印象を与える「綺麗なまとまり」を重視しました。
スポーティながらもミニバイク特有の親しみやすさも表現できるよう、’70年代のカフェレーサーをモチーフに製作しています。

「yellow」
キャブレターモデルベース。
車体はハンドルを交換しライト位置を30ミリ下げています。ミラーは純正を取り付け位置移動 (ビキニカウル取り付けステーを利用しています)。
ポップで元気なカラーリングのボーイズレーサー。フルフェイスのヘルメットで乗って欲しいです。


・ドクスタイル ビキニカウル (埋め込みウインカーを装着した特別仕様)

・ドクスタイル テールカウル (埋め込みウインカーを装着した特別仕様)

・ドクスタイル スモールフロントフェンダ
ノーマルに比べ前側80ミリ後ろ側40ミリ短いフェンダ。
取り付け部周辺はアンダーブラケット側にふくらませ車体との一体感を狙っています。

・ドクスタイル フラットサイドカバー
限界まで薄くしたサイドカバー。ゲルコート仕上げの未塗装状態で装着してありますが、ゲルコート専用着色剤でエイプの純正色「クラシカルホワイト」に調色してありますので、未塗装のままで違和感無く車体に装着し使用できます。ゲルコート表面は充分な光沢で仕上げてあります。


「red」
インジェクションモデルノーマル車体ベース。
街乗りの普段使い用に、軽く仕上げたもの。
エイプの上半分のスタイリングはオフ車的な要素があるので、それを活かした用途を限定しない方向性です。


・ドクスタイル ビキニカウル
ノーマル車体に違和感なく装着できるビキニカウル。
かわいさを感じさせる丸さで、ダクトも本気ではなくシャレとして微笑ましく見えます。
ノーマルハンドルは車体のスリムさに反して幅広く大きいため浮いた印象を受けますが、ダクトを造形する事によりアイポイントがそこに置かれ、フロントフォーク周りとの一体感が生まれます。
カウル下部にボリュームをもたせる事でタイヤ周りに感じる重さも緩和し全体を調和させます。

・ドクスタイル スリムサイドカバー

・ドクスタイル ダクトフロントフェンダ
ノーマル形状をベースに、装着時頂点となる位置にダクトを切ったフェンダ。オフ車とオン車をミックスさせたようなエイプのノンジャンルな印象をフェンダで表現してみました。


「blue」
インジェクションモデルノーマル車体ベース。
大人の趣味的に、昔の国産四輪レーシングカーイメージのオーソドックスなカラーリングを施したものです。


・ドクスタイル ビキニカウル

・ドクスタイル スモールフロントフェンダ

・ドクスタイル スリムサイドカバー
ノーマルサイドカバーより上下幅を30ミリ細くしたサイドカバー。
タンクから車体後方への視線の流れを滞らせず、外してしまうのとは逆の「着ける」という方法によって全体をすっきり見せる事ができます。ゲルコート仕上げの未塗装状態で装着してありますが、ゲルコート専用着色剤でエイプの純正色「クラシカルホワイト」に調色してあります。

・ドクスタイル テールカウル
ノーマルシート、ノーマルリヤフェンダの上からかぶせるテールカウル。シート交換する事無くシングルシート風のレーシーな外観が得られます。テールランプもノーマル位置のまま装着でき、後方からの外観は完全に’70年代カフェレーサー。

Something Better Change

2008-08-09 11:24

キャブレターape先日、出来上がったエイプを雑誌撮影してもらいました。
用意した車体は2台。1台がキャブレター、1台がインジェクション。

事前に「インジェクションモデルの外装はリヤフェンダがバッテリーケースを兼ねるものになったが、それ以外共通」と聞いていたので、パーツはキャブレター車に合わせ作ったのですが。
実際にインジェクションモデルを見ると細かい部分で車体が変わってました。

インジェクションape
ウインカーの取り付けがゴムワッシャ1枚追加されている、とか、ホーンが変更されホーンステー (ライトステー) も共通ではない、とか、シート取り付けボルトにワッシャが追加されている、とか、配線もギボシの部分がカプラに変更されている、とか。

探せばもっといろいろありそうなのですが、とりあえずは作った外装がインジェクションモデルにも装着できるのか、が問題。
で。見事にサイドカバーが着かなかった…。キャブレターモデルに合わせて、限界まで薄く作ったヤツが。
サイドカバーは上下幅をツメたものと2種類作ったので、それを両方に着けて無事撮影は終わったのですが。

なもんで、薄いサイドカバーは再度製作中。
「…サイドカバーだけに再度かよ…」とつぶやいても、むなしい夏の日です…。

撮影車両は店にあるから見に来てもいいよ。…なぐさめに来てくれてもいいですよ。

Mixin’ The Colors

2008-07-25 15:34

エイプ外装印刷物の場合、基本的に赤青黄色の3色 (正確にはマゼンタ、シアン、イエロー。マゼンタとイエローで赤になる) を組み合わせていろいろな色を作ります。
金色銀色、キラキラ光るような色は (通常の場合は) 使用できず、そうなると使える3色の組み合わせというのも限られていて、カラー原稿といっても少ない色数でまとめるのが綺麗に見せるコツといえばコツです。

20代の前半、おれは広告デザインの会社にいました。
ようやくMacを使ってデザインする会社が出てきた頃で、まだ版下入校 (印刷の版の元となる白黒の原稿) があたりまえの時代でした。色の指定は版下の上にトレーシングペーパーをかけ、そこに「アカ100(%) × キ100(%)」なんて記入していました。
試し刷りが上がってくるまでは、実際にどうなるのかは頭の中のイメージだけ。なので、上がってきてビックリのケバい広告、なんて事も最初の頃は経験しました。

今回エイプを塗装するにあたって、そんな事を思い出しました。
シンプルなエイプの車体にはゴチャゴチャした凝ったグラフィックは要らない。アナログな感じが似合うんじゃないかと。色もメタリックなどを使わず、ソリッドカラーです。
メーカーでも「スペシャル」「デラックス」と称してグラフィックを施したエイプが用意されていますが、どれもシンプルにまとまっています。

広告デザインの会社を辞めた後、おれはバイク便で走り、その後バイクパーツメーカーにペインターとして入社したのですが、バイクのペイントをする際に広告デザイン時代の経験は非常に役立ちました。
ウチのオリジナルパーツ装着エイプは3台用意しました。それぞれ違う3種類のカラーリングです。
実は10年くらい前、まだおれが某パーツメーカーの社員だった頃に、同じようなカラーリングをその会社のバイクに施した事があります。3種類とも。もちろん、そのまんまというワケではありませんが。

焼き直し? いや、シンプルなグラフィックやカラーリングは流行に左右されないんですよ。
赤いのと青いのはハコスカとか国産の旧車レーシングカーを、黄色はアメリカンなレーシングカーをイメージしています。
これから車体に装着します。

One Common Voice

2008-07-14 20:20

ドクスタイル エイプとりあえずカタチにしたエイプ1台目です。これから塗装します。
フロントフェンダ、サイドカバーを2種類ずつ作ってあるので、組み合わせを変えて3台見せます。

このエイプ、車体はノーマル。
ビキニカウル、フロントフェンダ、サイドカバー、テールカウルを作りました。
意外と普通ですか。でも、けっこう普通に作るのって難しかったりするんですよ。
やはり、ものを作る人間というのはついつい「スゴいの見せてやるぜ」という気持ちになっちゃって、やりすぎてしまいます。トータルでフルカスタムするのなら、それもアリなんですが、ボルトオンパーツの場合はノーマルの車体に違和感無く合わせたいもの。
パーツだけ見たらカッコイイのに、着けてみたらなんか違う…ってのは悲し過ぎます。エイプの場合は改造する目的で購入した人も多いかもしれませんが、ノーマルのスタイリングで決めた、という人だっているはず。
おれが今回作ったパーツの全てが、ノーマルのスタイリングに合わせた線や面で作ってあります。
なので1つのパーツだけ装着しても、全く違和感は無い。

いかにも「改造してますから」な雰囲気は無いかもしれませんが、バイクに詳しくない人が見ても不快感は無いはず。いかにもな改造バイクは、バイクに興味の無い人に威圧感を与える場合もありますから。

このブログで今まで紹介してきたスペシャルバイクや、70年代のカフェレーサー、テーマとしてはその辺りです。

写真をクリックして、大きくして見てください。リヤのウインカーが固定されずブラ下がってるのは、見なかった事にしてください。

Birth Of Gel

2008-07-03 09:07

エイプ ビキニカウルホンダ エイプ用ビキニカウルです。
できたてです。

FRPという素材はプラスチックだという事は理解されてても、イマイチ謎な素材なようです。一般的には。
ガラス繊維の入ったプラスチックのことです、Fiber Reinforced Plastic。
日本語だと「繊維強化プラスチック」ですか。
身近なFRPといえば、ユニットバスとか。形状の自由度が高く、軽量で強度もあり耐蝕性が高い、補修も可能というのがFRPのメリットです。

大きな設備不要で量産品ができるのも、メーカー的にはメリットです。まあ、量産品をやろうとすると、それなりに手間と技術が必要になりますが。

バイクパーツの場合、まずは実物大の原型を作ることから始まります。
手作業で削り出し、表面を滑らかにし、原型を完成させます。

次は、原型からFRPで型をとります。型をとるための専用のFRP樹脂があります。
原型から型を外すと、原型の形状が反転されているわけです。きちんと外れるように、原型には離型処理を施します、くっついちゃったら外れなくなって原型もダメになります。

完成した型にFRPを積層して外したものが製品になります。
離型処理した型に、まずはゲルコートという着色樹脂を塗ります。ドロドロした液状のもので、硬化剤を入れた後吹き付けます、油断してると塗装ガンの中で固まってしまいます。
ゲルコートにはガラス繊維は入っていません。これで製品表面が滑らかに仕上がります。
型に塗ったゲルコートが固まった後、ガラス繊維を積層していきます。刷毛で樹脂を塗り、ガラス繊維に染み込ませてやります。均一な厚みになるように、適正な樹脂の量で積層するのが大人のテクニックです。

固まったものを型から外したものが製品です。外したままではフチの部分がガビガビしてるので、切り取ってサンドペーパーでならして仕上げます。

このエイプのビキニカウルは、白のゲルコートに専用の着色剤を加えて、エイプの純正色「クラシカルホワイト」になっています。
うすいベージュっぽい色なんですが…あ…なんかユニットバスっぽい…。

え? 開発コードネームですか? これの。
まだ覚えてましたか、そんなこと。つか、本気にしてましたか。
じゃ、これは「的場先生」で。製品が完成してから開発コードネームつけるのも、どうなんだろう。

What’s My Name

2008-06-22 21:55

エイプサイドカバー1カワサキのバイクが開発時に「ニューヨークステーキ」「タルタルステーキ」など、ステーキの名前をコードネームに使用していたのは有名な話ですが。

ウチの製品にもコードネームを付けてみました。
昔からおれは商品にカッコイイ名前を付けるのが得意ではなく、過去に製作したバイクについても「黄色いヤツ」とか「赤のTW」とか、いつも適当に言ってるのですが。

なかなか開設されない「DOCSTYLE STORE」は、ウチとは別の会社が運営する形をとります。
その会社との打ち合わせにも便利だろうし、製品にコードネームを付けておいてもいいんじゃないかな、と。
気が利いてるよな、おれ。
なんか「おれって開発者?」みたいな感じだしな。

で。
このサイドカバーは「平君」です。理由、平らだから。

エイプサイドカバー2
こちらのサイドカバーは「細井さん」です。ノーマルのサイドカバーよりも細いから。
あ、トップページのボカした画像のバイクは、バレバレでしょうがエイプです。

あと、今、ダクトを切ったサイドカバーを作ってるんですが、それは「穴田」。
穴があいてるから。
呼び捨てなのは、友人に「穴田」ってのがいるから。