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White Riot

2009-07-06 23:44

以前紹介した妬ましいガレージの写真。
「テールカウルカバーを装着したよ」と、お客様からいただいたメールでした。
その後メールをやりとりする中、ガレージ2階の写真も見せていただいたのですが、2階も素晴らしかった。
もう「妬ましい」を越えて「住みたい」と思うくらい素敵。
つーか、ウチの店ごと移転したいくらい。マジで。


さて、なにをメールでやりとりしていたのかというと。
XR1200、塗装のご相談でした。
ご自身でその後もXRに手を加えていて、完成イメージはトロフィー仕様。
海外製アンダーカウルを取り寄せたので、テールカウルも含め塗ってほしい、と。

お客様は遠方の方です。
塗装依頼の場合、塗り分けのライン決めや塗装色の色味など、詳細な打ち合わせが必須。
塗り上がってから「思ってたラインと違う…」「考えてた色じゃない…」なんて残念な事にならないためにも。
ご来店いただけない場合はどうしたものか…。まずは車体横からの写真を送っていただきました。

車体を支えているのは奥様だそうです。ご主人の趣味に付き合わされる奥様もタイヘンだなぁ (笑)。
おれはそんな奥様をとりあえず4人くらい知ってますが。


送っていただいた写真を加工し、アンダーカウル部分を白くしました。
コレをベースに、ご希望の塗り分けラインを一緒に考えていただきます。
テールカウル部分は、ご希望のラインをマスキングテープで貼っていただいてたので、そこも白くしてみました。

塗装色の色味については、今回使う色がソリッドの白、黒、純正色のオレンジということなので、塗料を作って確認する必要は無いでしょう。
純正色オレンジについても、すでにウチで塗装したテールカウルカバーをご購入いただき見ていただいており、ご満足いただいてるとのこと。


んで、モノが送られてきました。
まずはテールカウルのゼッケン白を進めます。片側をオーナーがマスキングテープでラインの指示をしてくれています。
それを参考に、反対側にマスキングテープでラインを決めます。メールにいろんな角度からの写真を添付し、細かい部分の指示を受け細部を決めていきます。

返信で「上辺、カバー部分のラインに角度を (写真の黒線)」との指示が帰ってきました。


カバー部分のライン前側を下げる事によって、視覚的に後端が上がったように見せる作戦らしいです。
なるほど。あえて造形を無視して塗り分けて、形状のイメージを変えるというテクニックはあるんですよ。
なんでそんな事、このオーナー知ってるんだ。タダ者じゃないよな、つーかあのガレージがタダ者じゃないもんな (しつこい)。
テールカウル後端部につけるアールも、造形のキャラクターラインを斜めに横切るライン。
本来おれはこういう造形無視のラインを好まないのですが、ゼッケンの性質を考えたら「後貼り感」があってアリでしょう。


塗り分けラインが決定したところで、マスキング本番です。
カバーで隠れてしまう部分の処理は特に指示が無かったので、こちらで決定。
どうでもいいっちゃどうでもいい部分だけど、けっこう悩むんだよなぁ、こういうとこも。

進行状況はメールでオーナーに連絡しつつ、作業は進みます。
オーナーも作業途中の写真を見るのは面白いようで、「楽しみです」とか返信いただくと、こっちもやる気が出ます。


白塗ってクリア吹いてマスキング剥がして、あとは磨くだけ。
本来、ツートン塗り分けの場合は1色めが塗装されたパーツ全体を研ぎ、マスキングし2色めを塗装。最後にパーツ全体にクリアを吹いて仕上げるのですが、今回は白の部分のみ塗装しました。
純正の塗装はやはり品質が良いので、できるだけそのまま残しておきたかったので。
なので、よーく見ると白の塗膜分の段差があります。極薄のカッティングシートを貼った感じです。
しかしカッティングシートに比べ、密着力は格段に良いです。


白1色だけで、印象変わりますね。

さて、アンダーカウルの方は3色で塗り分けます。そちらは次回。


7/8。車体装着写真を送っていただきました。
アンダーカウルは無くても走行できるけど、テールカウルが無い事には乗車できないので先行して発送しました。
レーシーな印象に加えリア周りが軽く見える。良いですね。

「ここまでやるんならシングルシートにしちゃった方が良いんじゃないの?」
という声もありそうですが、ノーマルテールカウル&ウチのカバー、手軽に収納スペースが使える事もメリットのひとつです。
XR、ノーマルだと工具さえ収納できませんから、収納スペースの容量がアップするのも好評ですよ。

The Way I Feel

2009-04-15 11:52

お客様から「装着しましたよ」とのメールをいただきました。素敵なガレージが、なんとも妬ましい(笑)。
ガレージの内外装はDIYとのこと。XR1200にも、いろいろ手が加えられています。

このお客様は雪の降る地方にお住まいなのですが、これならシーズンオフでも楽しく過ごせそうです、本当に妬ましい(笑)。これからの時期は乗っても楽しまれるのでしょうね。
そういった環境作りに、少しでもウチのパーツが役立ったのであれば幸せです。
デカールのご相談には、お力になれず申し訳なかったです…。


フェンダの塗装も終了、先日発送させていただきました。
凝った作りのわりに味気なかったフェンダが、存在感出ましたね。

派手なグラフィックがカスタムペイントだと思われがちですが、お客様の注文により純正色に塗ったコレは本来の意味でカスタムペイントと言えるのかもしれません。


ヘルメットも、ベンチレーションや内装、シールドを組み完成、お客様へ。

なかなかのハーレーっぷりです。白の部分はお客様の好みでアイボリー、派手なようでも大人な感じ。
オーソドックスなラインなのだけど、ベンチレーションのあるモダンなヘルメットがベースだと、ファッションだけでは無いこだわりが感じられるつーか。
実際、このお客様はガンガン走る方なのですが。
XRのイメージにも合いますね。伝統を踏襲しながら最新、みたいな。


今回の記事タイトルは、おれが大好きなパンクバンド、RANCIDの曲名です。もうすぐニューアルバムが出るらしいっすよ!
写真は、おれが愛用しているリストバンド。「ピラミッド鋲ベルトは2連まで」が、おれルール。
明後日でおれ、42になるんですがヤバいっすか? いいじゃん、ティムだって、おれの1コ年上だぞ。

パンクもバイクもファッションじゃねーし。スタイルだ。

Where There’s A Will There’s A Way

2009-04-03 12:52

おかげさまでXR1200テールカウルカバーが好評なドクスタイルです。
実際にはお会いした事の無いお客様から「装着しましたよ」と写真貼付メールをいただいたりもして、「娘夫婦から孫の写真入り年賀状もらうのってこんな気持ちなんだろうな」などと考えます。
孫どころか娘もいないんですけど。

ストアのショッピングカート以外での、イレギュラーなご注文もいただいたりしてます。
「カバー部分のパーツだけを購入できないか」とのお問い合わせをメールでいただきました。
「万が一の破損の場合にも対応したいと思ってるので、部品単位でも販売しますよ」と返信。
その後スグに電話がかかってきて「助かりました、購入します」と。

聞けば、ご自身でテールカウルを加工し、小物入れスペースを拡大。テール部分のカバーをも自作したがうまくいかず途方にくれていた、との事情でした。
新車のテールを切った貼ったするなんて、なんて景気のいい話。しかし、そういう事なら全然応援しますよ。


「フロントフェンダをオレンジで塗って欲しいのだが」とのご相談もいただきました。

「XRのフェンダは素材がPPなので塗料がのりにくい、添加剤を加えれば塗れるのだけど、ここはFRPで複製してそれを塗るのはどうか」と返信させていただきました。
ウチとしても純正フェンダを型どりすれば、それをベースに取り付け部分を活かしボルトオンオリジナルフェンダの開発ができるのでメリットがあります。その旨伝えたところ「オッケー」とのこと。
現在、オリジナルフェンダの製作を進めています。
ストアの商品詳細で進行状況をお伝えしていきます。ご要望等もあればお聞かせ下さい。


ヘルメットを純正色オレンジで塗って欲しい、なんてのもあって。
バイクの車体色塗料というのは、塗料メーカーで用意されているものではありません。
四輪に関してもそうなのですが、四輪の場合は塗料メーカーが調色データを用意しています。「コレとコレをこんくらいの割合で混ぜるんだよ」みたいな。
バイクの場合は、純正塗装パーツとにらめっこで塗料を自分で作ります。
「XRのオレンジ、よーく見ないとわからないくらいのパールだなぁ、でも意外と粒子荒い? 着色パールっぽいし。この色なら2コートでいけそう」
などと考え必要な塗料を注文し、混ぜ合わせるのです。
ぶっちゃけ、XRのオレンジに使ったパールは高かった…。ので、塗装だけのご依頼もいただけて助かってますよ。

そんなこんなでXR1200。パーツを販売するだけじゃなく、なにかと広がりがあって楽しいです。


おれは独立する前、通販メインの外装パーツメーカーにいたのですが、ワンオフ依頼にも応えたいと思い独立しました。
開発した量産パーツを全国に通販しながらも、遠方からのお客様の細かな要望にも対応していければ。
カスタム屋さんて地域密着な部分がありますが (ワンオフ製作の場合は充分な打ち合わせが必要ですから仕方が無いですが)、なにか手はありそうな。

もちろん、メインのボルトオンパーツに力を入れないわけでは無く、経験を活かし「誰にでも簡単に取り付ける事ができる」ものが最低条件だと考えます。純正色での塗装にもできる限り対応していきます。

少しずつ、方向が見えてきた気がします。
「売るだけ、ではないスタイルのDOCSTYLE STORE」の。

今回の記事タイトルはハードコアパンクバンドの大御所「DISCHARGE」の曲名から。で、店に飾っている、犬用鋲Tシャツ (自作) の写真を撮ってみましたよ。

Lovely Ugly Brutal World

2009-03-07 17:19


雑誌の話題が続きますが。
ウチのエイプ。
造形社モトモト誌4月号に掲載していただいてます。
つーか撮影していただいたのは昨年夏だったかな、合計3台作ってまとめて撮影してもらった。

他の2台は昨年のうちに掲載されています。
正直なところ、作って半年もたっちゃうと「もうどうでもいいや」って感じにもなっちゃうのですが (笑)。
けど、あらためて見るとイイ感じじゃんウチのエイプ。

しかし4ミニカスタムは、あいかわらずアルマイトギラギラ、ラインホースゴチャゴチャ、エンジン周りゴテゴテが主流ですか。
ちょっとウンザリです、個人がやってる分には自分でイジって楽しいんだろうけど、ショップとしてやるならなにか違う事提案していいんじゃねーの。

まあ、いろいろゴテゴテ着けた車体は、同じ仲間が集まったところでワイワイ話題にして楽しめるんだろうけど、普段1人で乗ってるのキツくないすか?
コンビニに1台だけ停まってたら目立つけど違和感ありそう。なんか閉じた感じの世界。
普通の人はアレ見て「バイク乗りたい」って気になんないだろ。だからショップの人間は違う事をやってほしい。バイクユーザー増やすためにも。

ウチはエンジンやらないからってのもあるけど、エイプは「バイクに興味無い人にも好印象を与える」事をメインに外装製作しました。
スタイリングをすっきりまとめたので、雑誌じゃゴテゴテバイクに埋没しそうだったし「数で勝負だ」と3台まとめて作ったワケなのだけど。1台ずつの掲載でした…。
けれどネットストアをオープンしたばかりだし、今掲載してもらって良かったのかもなぁ。
つってエイプのパーツ、ほとんど販売してませんが (笑)。

あ、ネットストアではハーレーXR1200のパーツが好評です。
パーツ開発に協力してくれた車体オーナーは、奥様から「かわいいバイク (ウチのエイプ) が置いてある店がある」と聞いて訪ねて来てくれた方です。
エイプ作ったのは無駄じゃなかった。
余裕ができたら、また違う方向のエイプ作ります。

Fix Yourself Up

2009-01-10 22:53

さて。前回のTWの続きですが。できましたよ。
……ビキニカウルが。

いや、サイドカバーどうなったん?
…サイドカバーは今日からやっとノーマル形状複製のための型どりを始めました。TWオーナーの「急がなくていいっすから」の言葉に甘えて…。
しかし、始めたらおれは早い、安心して下さい。いちばんつまんない「ノーマル形状型どり」の作業もヤマを越えたし。

んで、ビキニカウルですが。
先日TWオーナーが来てくれたとき、ウチのエイプのビキニカウルが気になったようです。

TWは、すでに社外品のシート&テールカウルやアンダーカウルが装着されているのですが、なるほど、いまさらスカチューンでもないだろうし、ライト周りにもなにか装着したい気持ちは解ります。
エイプのカウルはTWにライト径は合うものの、しかしエイプの車体に合わせて作ったエイプ専用の形状だからなぁ。
なんかスゴい形のテールカウルが着いてるし、ちょっと違うかなぁ…と、思い出したのが写真のカウルなのです。

コレは、おれが店のエストレヤに着けようと趣味で作ったカウルなのですが、型まで作ってあったので量産可能。
このカウルなら、すでに着けてるけっこうクセのあるテールにも負けないんじゃね?
と、オーナーに勧めてみたところ気に入っていただけたようです。デザイン的には「スクリーンを使わずにカウル作ってみよう」という習作でもあったのですが、上手い具合にメータを逃げてTWに装着できそう。

このTWオーナーは自分でいろいろ加工するのもお好きなようで、カウルは「未塗装でよい、装着も自分でやってみる」とのこと。
じゃ、コレ15,000円でいーや。

自分でいろいろやってみたい、というお客様もウェルカムです。手間かかんなくてラクでいいです (笑)。


予想外に反響の大きかったこのカウルなのですが。< 問い合わせ1件 (笑)

「××には着きますか」というご質問の場合、車両が何であっても「着きません、ごめんなさい」です。
エストレヤに装着しよう、と作ったカウルではあるのですが、ステーもワンオフして装着するつもりなのです。
なので、どんなバイクにもポン付けは無理です。

サフ状態の原型の方が形状はわかりやすいか、写真は原型です。
ライトの穴の直径は134mm。「着きそう」という車両であれば持ち込んでいただき、ステー製作し装着してみます。
参考まで、ハンドルマウントでカウル本体込み3〜4万円かなぁ。塗装は別途、単色で1〜2万円くらいか。
現在、世界中で2コしかないカウルをゲットするチャーンス。

Bring It Back Again

2009-01-06 01:45

もう正月気分も終わりでしょうか。
店のスグ横には踏切があって踏切待ちのクルマが並んでるのが見えるのですが、日曜までとは明らかに違い「働いてんなぁ」というクルマばかりです。

ウチが休んだのは結局1月1日だけ。1日って木曜じゃん、通常の定休日と変わんねーし。
正月気分が味わえるテレビ番組もほとんど観なかったし、ほんとに正月だったんだろうか。

年末に格闘技イベントをテレビでやってたな、それも観てて途中で寝てしまった…。
ところで、おれが格闘技イベントに出るときの入場テーマ曲はSTRAY CATSの「Let’s Go Faster」に決めています。いや、格闘技経験なんて無いんだけど。


「TWのサイドカバーを作ってほしい」という依頼なのですが。
すでにテールカウル&シートが換えてある車体で、ノーマルのサイドカバーが使えなくなったためワンオフしたいとのこと。

いろいろ形状も考えたけど、とりあえずはノーマルを型どりしFRPで複製、干渉部分をカットするなりして形を整え、あっさり仕上げた方がいいかなぁ。

TWオーナーにノーマルサイドカバーを借りたのだけど、20thアニバーサリーモデルで塗り分け塗装してある綺麗なヤツ。これは汚してしまうのはもったいない…。
ノーマルに使用されているPP素材はFRPがくっつかないから簡単に型どりできるんだけど、塗装面だと傷んでしまう可能性が大きいのです。どうしようか、未塗装の黒いノーマルサイドカバーがいいんだけどなぁ。


なもんで、知り合いんとこから借りてきました。
お客様の中にも「TWなら自分も持ってる、土手で遊んだりして汚れてるヤツでよければ」と言ってくれる人がいて持って来てくれたり。
なんか、今、ウチにやたらTWサイドカバーがありますよ…。

「なんで今さらTWやってんの?」などとも言われたりしますが、けっこう周りに、まだまだ乗ってる人もいるんですよね。基本的に良くできたバイクだしな。

STRAY CATSは、おれが中学のトキにラジオで「Stray Cat Strut」を聴いたのが初めてでした。
彼らはロカビリーを完全に復活させました。
TWカスタムも、またクルかもしんねーぞ。前回のブームみたいなパーツを外す方向じゃなく、きちんと作るカスタムが流行れば面白いなぁ。

Sittin’ On It All The Time

2008-12-29 01:07

XR1200シート

前々回に報告した楽しい事「XR1200のタンデムシートベース」はどうなったかというと。
実は、とっくにできちゃってるんですよ。12月20日に最初の製品が脱型してます。
12月1日から造形を始めたので、コレは早い。しかし2週間くらいでイケる、と思ってたんだけど3週間か。まあ今回は車体を預からなかったので、常に車体とのクリアランス確認ができなかった事を考えればこんなもんか。

しかしXRのオーナーは、必要になれば車体を持って来てくれたり、テールカウルも外して持って来てくれたり、家が近い事もあってスグに対応してくれたので非常にスムーズに進行できました。感謝です。
左奥から手前に、原型、生産用の型、製品です。

XR1200テール
造形材料としてパテやFRPを使う場合、収縮や変形は最も気をつけなければならないところ。硬化時間を長くとった方が収縮変形は少なくなるようです。
作業が早くても、完成したものが車体に取り付けできなかったら意味が無い。ボルトオンパーツを作る場合はシビアです。じっくり作業するのも重要な事なのだけど。

生き急いでいるおれなので「年内にカタつけたるわ」と、大人のテクニックとキャリアでなんとかしてみました。
変形するなら取り付けや最終的な仕上がりに影響の無い部分を変形させる方向で、それを見越した形状を作る作戦。もちろんFRPの積層作業は適正な樹脂量で均一な厚み、という地味な基本もおさえてます。
ドキドキの最終確認、車体に装着したら。

ほら。テールカウルとシートベース間のクリアランスが、シート表皮を貼る隙間を残し絶妙。
あとはシート屋さんに持ち込み、スポンジ盛って表皮張るだけっすよ。

しかし、アテにしていたシート屋さんからは「今忙しくて、年が明けてもいつできるかわからない」などと言われ、XRオーナーと困惑…。で、連日XRオーナーと作戦会議 (も含めた世間話)。

ドクスタイル之印
そんな中、XRオーナーが「お店のハンコってあるんですか?」と。
ああ、もちろんありますよ、ほら。

このXRオーナーも経営者であるので「傷んだハンコを作り直そうと思ってる」という、そんな話だったのだけど。
ウチのハンコを見て「意外ですね、アルファベットじゃなくてカタカナなんだ」
うん、やはりこういうのはきちんと読めるかが大切だし。

話の中で、ふと思ったのです。
カッコ良さにはこだわるべきだけど、用途によってはもっと優先するべきものがあるのではないかと。
今回のシートの場合、あくまでもタンデムする奥様のために座り心地が優先。
「見た目のカッコ良さが重要」なんてのは、ウチみたいな外装カスタム屋のワガママでしかないですよね。

見た目をカッコ良く張れるシート屋さんて少ないよな、と、ずっと思ってましたが。
きっとシート屋さんは座り心地を最優先で作ってるんだろう。乗り手もそれを重視してるんだろう。当然だよな、シートって座ってナンボだし。

それでも、仕上げ処理が雑なシート屋さんを多く見て来たこともあって、シート屋さんというものを信用してなかった部分もありました。

XR1200タンデムシート
まあ、このままシートベースを放置しておくのもアレだし、XRオーナーと協議の結果、あるシート屋さんに依頼する事に決定。そこのシートは写真で見る限り、なんかポッテリしててヌルい感じだったので、どうなのかなぁと思ってました。
しかし偶然先週、知人のショップに行ったときに「そこで張ってもらった」というシートを見たのだけど、現物は悪くありませんでした。仕上げも丁寧でした。

早速そのシート屋さんに問い合わせてみました、そしてオッケーとの返事。
あとはシート屋さんにお任せ、というのも無責任なので、年が明けたらXRオーナーと2人でシート屋さんへ打ち合わせに行ってきます。

ノーマルのタンデムシートが「とりあえず」な感じの中途半端なものですよね。アリかナシかハッキリしろよ、みたいな。
ウチのタンデムシートは、良い意味で存在感「アリ」なものになると思います。
XRオーナーの協力で、現在「ナシ」な製品も製作を進めているのですが、それはまた今度。

I’m A Lazy Sod

2008-11-23 01:24

カタナカウルえーと。
めんどくさくて、しばらく更新サボってました (正直者)。

当たり障りの無い話をマメに更新するのも手なのかもしれませんが、覚え書きならスティッキーズにでも書いとけよ、って気がして。あ、Macなんて使ってないですか、すみません。

でも意外とこのブログ、評判は悪く無いようで。
ショップとしてのブログなのだから、自分の考えてる事や常々思ってる事を伝えたい。
大切なバイクを預かったりするのだから、おれがどんなヤツなのか少しでもわかってもらった方が良いに違いない、と頑張ってます。
そんなわけで毎回長文だったりしますが、初めて来店のお客さんでも事前にマメに読んでくれてる方もいて、いきなり話題にしてくれたりするのは嬉しいですよ。
けど、めんどくさくなったりもするし、そうそう書くネタも無いっすよ…。
ま、「最近作ってるものとか、そんな話でもいいんじゃね?」なんてアドバイスももらったので、それでいこう。

カタナのカウルです。
カタナ、今でも根強い人気があります。排気量問わずカタナを持っている、カタナ好きな人から預かったカウルなのですが。
しかしカタナって意外とポジションの自由度が無いらしい。
「バックステップ入れたら、もう少しハンドル下げたいのに」というトキ、下げられないらしいです。カウルがジャマで。
「じゃカウル外せよ」とは言えないのが名車カタナのツラいところ。ただザックリ切っちゃうのも、スタイリングが美しいカタナの場合ダメでしょう。綺麗に仕上げたい。いい感じにエグったカウルを作ろうかなと。


なんか参考になるもの無いかなぁ、ここはやはりムートの作品を見て研究するのがスジだろう。

「カタナのデザインはムートじゃない」というのも、もう当たり前になってしまいましたが、でも同じターゲットデザインの人間がムートの影響受けてないワケがない。カタナの元ネタは、やっぱこのMVですよね。ドイツのバイク専門誌「モトラッド」の企画で製作されたアグスタ750。
めんどくさがりでヒネたおれなので、最近は「もうカタナのデザインはムートだって事でもいいじゃん」なんて思ったりもします。
カタナのアゴのフィンなんて、ありゃ完全にムートだし。

あ、アゴのフィン無しカタナはフェルストローム (ターゲットデザイン)、フィン有りがムートって事で、どうだろう。ダメですか、めんどくせぇな。

I Only Wrote This Song For You

2008-11-11 12:41

DUCATI HYPERMOTARD最近はサイコビリーばかり聴いてます。
ウッドベースのスラップ音に合わせFRPローラーを前後に動かす手がパンチ連打のようで「ひとりレッキング…」などと思ったり (サイコビリーのライブで行われる、いわゆるパンチ合戦をレッキングと言います)。

おれが好きな音楽ジャンルは基本的にパンクですが、ネオロカなんかも富山出身 (なぜか富山はロカが盛んだった) ということもあり大好きです。
パンクやロカの場合、見た目のカッコ良さも重要でしょう。そんなワケでおれ的に神が二人いて、ジョニー・サンダースとブライアン・セッツァー。
ああ、そういやジョニーより年上になってしまったんだなぁ、おれ。

二人ともボーカル&ギタリストですが、スタイルは全然違います。
ブライアンのギターの上手さは有名ですが、ジョニーのギターはグダグダ。歌も上手いとは言えないし。ブートレグでライブ盤が多く存在しますが、例外無く彼はグダグダです。しかし、なにか魅かれるものがある。

ブライアンの場合、今はオーケストラなんてやってますが。ストレイキャッツも出てきたときは「パンカビリー (パンク+ロカ) 」なんて言われてたのに。
しかし自分の大切な部分はしっかり守りつつも皆に喜んでもらえる方向に行って、楽しんでやってる感じがあります。
バイクの改造で言えばボルトオンパーツ的な方向です。量産品を作る気持ちはブライアンのようにありたいです。
ジョニーは、対して一品ものの改造。いわゆるワンオフな感じ。
作る側からするとワンオフパーツ製作は、一発勝負のライブ的な魅力がありますよ。

DUCATI HYPERMOTARD
写真はドカのハイパーモタード。「スクリーンを装着したい」との依頼でした。
スチール製のステーを製作し、スクリーンはシックデザイン製のものをカットして使用しています。

製作前は「こんなカッコイイバイクはノーマルで乗るのがいいよ、イジっちゃいけないよ」などとオーナーに言ってたのですが、ま、うまく装着できたかなと思います。
さすがにグダグダでは無いですが、実際のところワンオフ品は試作みたいなもの。
手間がかかる分高価格になってしまうし、商品としては完璧とは言えないでしょう。

完成したコレをベースにさらに手を加えれば、量産製品として販売も可能かと思えます。
しかし、量産向けにすると手間を省く部分も必要になり、出来上がるものはなんていうか「まとまってるけどヌルい感じ」になると思うんですよ。

なので。
うん。これはジョニー・サンダース的に作って正解だった。ハイパーなのだし、まとまりやヌルさは不要。

Apes On Parade

2008-09-06 12:12

ノーマル車体スタイリングとのマッチングに重点を置いたドクスタイルオリジナル外装パーツ装着のエイプです。
車体に加工を加える事無く、全てのパーツがボルトオンで装着可能。
改造バイクにありがちな「威圧的なやりすぎ感」を出さないように、バイクに興味の無い人にも好印象を与える「綺麗なまとまり」を重視しました。
スポーティながらもミニバイク特有の親しみやすさも表現できるよう、’70年代のカフェレーサーをモチーフに製作しています。

「yellow」
キャブレターモデルベース。
車体はハンドルを交換しライト位置を30ミリ下げています。ミラーは純正を取り付け位置移動 (ビキニカウル取り付けステーを利用しています)。
ポップで元気なカラーリングのボーイズレーサー。フルフェイスのヘルメットで乗って欲しいです。


・ドクスタイル ビキニカウル (埋め込みウインカーを装着した特別仕様)

・ドクスタイル テールカウル (埋め込みウインカーを装着した特別仕様)

・ドクスタイル スモールフロントフェンダ
ノーマルに比べ前側80ミリ後ろ側40ミリ短いフェンダ。
取り付け部周辺はアンダーブラケット側にふくらませ車体との一体感を狙っています。

・ドクスタイル フラットサイドカバー
限界まで薄くしたサイドカバー。ゲルコート仕上げの未塗装状態で装着してありますが、ゲルコート専用着色剤でエイプの純正色「クラシカルホワイト」に調色してありますので、未塗装のままで違和感無く車体に装着し使用できます。ゲルコート表面は充分な光沢で仕上げてあります。


「red」
インジェクションモデルノーマル車体ベース。
街乗りの普段使い用に、軽く仕上げたもの。
エイプの上半分のスタイリングはオフ車的な要素があるので、それを活かした用途を限定しない方向性です。


・ドクスタイル ビキニカウル
ノーマル車体に違和感なく装着できるビキニカウル。
かわいさを感じさせる丸さで、ダクトも本気ではなくシャレとして微笑ましく見えます。
ノーマルハンドルは車体のスリムさに反して幅広く大きいため浮いた印象を受けますが、ダクトを造形する事によりアイポイントがそこに置かれ、フロントフォーク周りとの一体感が生まれます。
カウル下部にボリュームをもたせる事でタイヤ周りに感じる重さも緩和し全体を調和させます。

・ドクスタイル スリムサイドカバー

・ドクスタイル ダクトフロントフェンダ
ノーマル形状をベースに、装着時頂点となる位置にダクトを切ったフェンダ。オフ車とオン車をミックスさせたようなエイプのノンジャンルな印象をフェンダで表現してみました。


「blue」
インジェクションモデルノーマル車体ベース。
大人の趣味的に、昔の国産四輪レーシングカーイメージのオーソドックスなカラーリングを施したものです。


・ドクスタイル ビキニカウル

・ドクスタイル スモールフロントフェンダ

・ドクスタイル スリムサイドカバー
ノーマルサイドカバーより上下幅を30ミリ細くしたサイドカバー。
タンクから車体後方への視線の流れを滞らせず、外してしまうのとは逆の「着ける」という方法によって全体をすっきり見せる事ができます。ゲルコート仕上げの未塗装状態で装着してありますが、ゲルコート専用着色剤でエイプの純正色「クラシカルホワイト」に調色してあります。

・ドクスタイル テールカウル
ノーマルシート、ノーマルリヤフェンダの上からかぶせるテールカウル。シート交換する事無くシングルシート風のレーシーな外観が得られます。テールランプもノーマル位置のまま装着でき、後方からの外観は完全に’70年代カフェレーサー。