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Drive Like Lightning (Crash Like Thunder)

2008-06-19 08:35

RED LIGHTNING以前紹介したEGLI RED LIGHTNINGですが、あれは写真がイマイチでしたね。
実車はカッコイイかも、とは書きましたが、いや、写真でも綺麗なのがありました。
「RIDERS CLUB 1984年8月号」です。

ムートはBMW時代の同僚と立ち上げたターゲットデザインを80年に去ったわけです。
その後のターゲットのバイクはムートと共通の方向性は感じますが、よりシャープなスタイリングに向かい、
ムートはよりエレガントなものを目指したように思います。

RED LIGHTNING
上からも綺麗。実際ライダーは上からバイクを見下ろす事が多いので、上から見たプロポーションは重要です。
テールの形状がカッコイイです、面構成がわかりやすい写真です。
横から見ると車体色がソリッド赤ということもあってベッタリ見えてしまってましたが、上面中央が山になった形状なんですね、テールカウル下端はムート得意のエアスタビライザー形状です、正面から見るとハの字になっている。上面までいくつかの面を組み合わせているようです、広い面積はもたないですよね、こういうことしなきゃ。

RED LIGHTNING
カウルだけの写真です。
最近のメーカースタイリングは「見慣れてくると良い」みたいな、初めて見た時には違和感を感じる事がありますが (メーカーは先を見たスタイリングを提案しているのだから仕方が無いのでしょうが)、ムートのスタイリングは派手ながら初めて見ても「綺麗」と感じる安心感があります。面や線に無理が無く、気持ち良くつながってるんでしょう。

一連のエグリ-ムートは、元々あったEGLIの車体に後からムートのスタイリングを与えた、というアフターパーツメーカー的な作り方です。
そのため、制約も多かったんじゃないかな、天下のフレームビルダーにスタイリングのために構造の変更は要求できないだろうし。
ただエグリはシンプルなフレーム構成ですから、外装の自由度はわりと高そうです。

うーむ。カッコイイ! 雷に打たれたような衝撃を感じました。

RED LIGHTNING
「RIDERS CLUB 1984年11月号」ではムートのインタビューが掲載されています。

RED LIGHTNINGのスタイリングについて。
「このEGLIのボディのデザインの趣旨は、エンジンヘッドをチラリと見せている。女性でいうのなら前をピッタリさせてても背中をオープンにしているドレスとか…」
なるほど、カウルの赤い部分でループさせているのはエンブレムでは無くエンジンヘッドでした。
無骨なエンジンをセクシーに見せる意図だったようです。

「新しいデザイン、新しいラインとか、GPレプリカとか、ともかくやりすぎだ。これが究極にゆけば、スーパーGPレプリカを創るのか、日本で流行っているオモチャの合体物のようになるのか、このままではそのふたつしかない。」
ムートがこう語ってから20年以上過ぎたわけですが。考えさせられちゃいますね。

ちなみにRED LIGHTNING、エンジンはまったくのノーマルCB1100F (100PS)でエアクリーナーとマフラーを変更しているくらいだそうです。

コメント / トラックバック 2 件

  1. KYK :

    >>最近のメーカースタイリング…
    なるほど、なるほど。
    いつしかあの昆虫顔達にも慣れていく、そういったデザインなんですよね。
    それはそれで高度なモノだと感心はしますし、否定もしませんがー。

    >>初めて見ても「綺麗」と感じる安心感があります
    そういったデザインも、オートバイの世界で存在し続けて欲しいです。

  2. hid :

    コメントありがとうございます。
    結局、スタイリングの好みって人それぞれじゃないですか。
    クラシカルなバイクが好きな人もいれば、おれみたいにこの手のバイクが好きなヤツもいて。
    でも、誰もが綺麗だと思う面や線はあるはず。滑らかで自然な面や線は、少なくとも不快感は与えないと思うんです。
    そんな事を考えながら、手作業でペーパーあててるんですが。

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