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White Riot

2009-07-06 23:44

以前紹介した妬ましいガレージの写真。
「テールカウルカバーを装着したよ」と、お客様からいただいたメールでした。
その後メールをやりとりする中、ガレージ2階の写真も見せていただいたのですが、2階も素晴らしかった。
もう「妬ましい」を越えて「住みたい」と思うくらい素敵。
つーか、ウチの店ごと移転したいくらい。マジで。


さて、なにをメールでやりとりしていたのかというと。
XR1200、塗装のご相談でした。
ご自身でその後もXRに手を加えていて、完成イメージはトロフィー仕様。
海外製アンダーカウルを取り寄せたので、テールカウルも含め塗ってほしい、と。

お客様は遠方の方です。
塗装依頼の場合、塗り分けのライン決めや塗装色の色味など、詳細な打ち合わせが必須。
塗り上がってから「思ってたラインと違う…」「考えてた色じゃない…」なんて残念な事にならないためにも。
ご来店いただけない場合はどうしたものか…。まずは車体横からの写真を送っていただきました。

車体を支えているのは奥様だそうです。ご主人の趣味に付き合わされる奥様もタイヘンだなぁ (笑)。
おれはそんな奥様をとりあえず4人くらい知ってますが。


送っていただいた写真を加工し、アンダーカウル部分を白くしました。
コレをベースに、ご希望の塗り分けラインを一緒に考えていただきます。
テールカウル部分は、ご希望のラインをマスキングテープで貼っていただいてたので、そこも白くしてみました。

塗装色の色味については、今回使う色がソリッドの白、黒、純正色のオレンジということなので、塗料を作って確認する必要は無いでしょう。
純正色オレンジについても、すでにウチで塗装したテールカウルカバーをご購入いただき見ていただいており、ご満足いただいてるとのこと。


んで、モノが送られてきました。
まずはテールカウルのゼッケン白を進めます。片側をオーナーがマスキングテープでラインの指示をしてくれています。
それを参考に、反対側にマスキングテープでラインを決めます。メールにいろんな角度からの写真を添付し、細かい部分の指示を受け細部を決めていきます。

返信で「上辺、カバー部分のラインに角度を (写真の黒線)」との指示が帰ってきました。


カバー部分のライン前側を下げる事によって、視覚的に後端が上がったように見せる作戦らしいです。
なるほど。あえて造形を無視して塗り分けて、形状のイメージを変えるというテクニックはあるんですよ。
なんでそんな事、このオーナー知ってるんだ。タダ者じゃないよな、つーかあのガレージがタダ者じゃないもんな (しつこい)。
テールカウル後端部につけるアールも、造形のキャラクターラインを斜めに横切るライン。
本来おれはこういう造形無視のラインを好まないのですが、ゼッケンの性質を考えたら「後貼り感」があってアリでしょう。


塗り分けラインが決定したところで、マスキング本番です。
カバーで隠れてしまう部分の処理は特に指示が無かったので、こちらで決定。
どうでもいいっちゃどうでもいい部分だけど、けっこう悩むんだよなぁ、こういうとこも。

進行状況はメールでオーナーに連絡しつつ、作業は進みます。
オーナーも作業途中の写真を見るのは面白いようで、「楽しみです」とか返信いただくと、こっちもやる気が出ます。


白塗ってクリア吹いてマスキング剥がして、あとは磨くだけ。
本来、ツートン塗り分けの場合は1色めが塗装されたパーツ全体を研ぎ、マスキングし2色めを塗装。最後にパーツ全体にクリアを吹いて仕上げるのですが、今回は白の部分のみ塗装しました。
純正の塗装はやはり品質が良いので、できるだけそのまま残しておきたかったので。
なので、よーく見ると白の塗膜分の段差があります。極薄のカッティングシートを貼った感じです。
しかしカッティングシートに比べ、密着力は格段に良いです。


白1色だけで、印象変わりますね。

さて、アンダーカウルの方は3色で塗り分けます。そちらは次回。


7/8。車体装着写真を送っていただきました。
アンダーカウルは無くても走行できるけど、テールカウルが無い事には乗車できないので先行して発送しました。
レーシーな印象に加えリア周りが軽く見える。良いですね。

「ここまでやるんならシングルシートにしちゃった方が良いんじゃないの?」
という声もありそうですが、ノーマルテールカウル&ウチのカバー、手軽に収納スペースが使える事もメリットのひとつです。
XR、ノーマルだと工具さえ収納できませんから、収納スペースの容量がアップするのも好評ですよ。

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