【古代】偉い人だけが持つことの許された古代のうちわ

普段何気に使っているうちわですが、実はとても長い歴史があるのはご存知ですか?日本にうちわが伝わったのは古墳時代~飛鳥時代。

今から考えるとはるか昔ですね。

そんな古代よりうちわが使われていたと思うと、なかなか感慨深いものがありますね。

しかし、古墳・飛鳥時代では、今のように涼をとったり、踊りに使ったり、もちろん販促アイテムとして使ったり…というのではなかったんです。

関連知識…http://www.artwheelers.com/

また、「うちわ」とも呼ばれていませんでした。

当時は、うちわのことを「翳(さしは)」と呼んでおり、庶民は持つことのできないものでした。

偉い人だけが翳を持つことを許され、用途は顔を隠したり、虫を追い払ったりするのがメインだったとのこと。

今でも虫がいたらうちわを使って追い払うこともあるかもしれませんが、顔を隠したりするのに使うことはないですよね。

時代が違うと、うちわの用途もまったく異なることが非常に興味深いですね。

また、うちわの形も現代のように紙を貼りつけたものではありませんでした。

現代のうちわに比べると柄が非常に長く、先端まですべて木材で作られていたようです。

とくにとても身分の高い人が持つ場合は、鳥毛や獣毛が使われていたんだとか。

形や素材を考えると、現代のように手軽に使うことができないというのも頷けますよね。

翳を使用している様子は、1972年に奈良県の明日香村で発掘された高松塚古墳の壁画

「西壁女子群像」に描かれています。

色鮮やかな着物を着て、いかにも身分の高そうな女性が優雅に翳を持っているのがよくわかります。

うちわの原型、ぜひチェックしてみてください。